特許
J-GLOBAL ID:200903043410861115

アレイ導波路型回折格子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-239770
公開番号(公開出願番号):特開2001-066446
出願日: 1999年08月26日
公開日(公表日): 2001年03月16日
要約:
【要約】【課題】 透過光波長の温度依存性と損失が小さいアレイ導波路型回折格子を提供する。【解決手段】 基板1上に、複数の光入力導波路2と、入力側スラブ導波路3と、互いに異なる長さの複数のアレイ導波路4と、出力側スラブ導波路5と、複数の光出力導波路6とを順に接続してなるアレイ導波路型回折格子のアレイ導波路4を長手方向途中で切断分離して、それぞれ第1のアレイ導波路4a、第2のアレイ導波路4bとする。全てのアレイ導波路4a,4bを横切る態様で第3のスラブ導波路7を設ける。第3のスラブ導波路7はアレイ導波路4より線膨張係数が小さく、屈折率温度勾配の小さい石英系ガラスによって形成し、かつ、第3のスラブ導波路7内を第1のアレイ導波路4aから対応する第2のアレイ導波路4bに伝搬する光の光軸方向の経路長(経路8の長さ)をアレイ導波路4全体の光路長の温度依存性をほぼ相殺する大きさに形成する。
請求項(抜粋):
1本以上の並設された光入力導波路の出射側に第1のスラブ導波路が接続され、該第1のスラブ導波路の出射側には該第1のスラブ導波路から導出された光を伝搬する互いに異なる長さの複数の並設されたアレイ導波路が接続され、該複数のアレイ導波路の出射側には第2のスラブ導波路が接続され、該第2のスラブ導波路の出射側には複数の並設された光出力導波路が接続されて成る導波路構成を有し、前記光入力導波路から入力された互いに異なる波長の複数の光信号を、前記アレイ導波路によって各波長ごとに位相差をつけて伝搬させて各波長ごとに異なる光出力導波路に入射させ、互いに異なる波長の光を異なる光出力導波路から出力するアレイ導波路型光回折格子において、前記全てのアレイ導波路が長手方向途中部で第1のアレイ導波路と第2のアレイ導波路とに切断分離されており、この分離された第1のアレイ導波路と第2のアレイ導波路との間隔に全ての第1と第2のアレイ導波路を横切る態様で第3のスラブ導波路が設けられており、該第3のスラブ導波路と前記アレイ導波路とは屈折率温度勾配と線膨張係数の少なくとも一方が異なる値に形成され、かつ、前記第1のアレイ導波路から対応する第2のアレイ導波路に向けて前記第3のスラブ導波路内を伝搬する光の光軸方向の経路長は前記アレイ導波路全体の光路長の温度依存性をほぼ相殺する大きさに形成されていることを特徴とするアレイ導波路型回折格子。
IPC (2件):
G02B 6/12 ,  G02B 6/293
FI (2件):
G02B 6/12 F ,  G02B 6/28 D
Fターム (7件):
2H047KA03 ,  2H047KA12 ,  2H047LA19 ,  2H047PA04 ,  2H047PA05 ,  2H047QA04 ,  2H047TA00

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