特許
J-GLOBAL ID:200903043442888791

公開鍵暗号通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三品 岩男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-107849
公開番号(公開出願番号):特開2003-005638
出願日: 2002年04月10日
公開日(公表日): 2003年01月08日
要約:
【要約】【課題】安全性の証明が可能な公開鍵暗号通信技術を提供する。【解決手段】Rabin暗号において、公開鍵である合成数NをN=pdq(p,qは素数、d>1)と選び、さらに、ハッシュ関数を復号一意性に利用しながらOAEPと組み合わせる。この結果、高速な復号化処理と、Nの素因数分解問題の困難性を前提に、安全性(適応的選択暗号文攻撃に対して強秘匿であること)の証明を可能とする。これにより、例えば、選択暗号文攻撃に対して安全性を証明可能であり、且つ、高速な復号化処理が可能な公開鍵暗号通信技術を提供できる。また、送信データを暗復号化する際の計算負荷を小さくすることが可能な公開鍵暗号通信技術を提供できる。また、一方向性置換の逆関数を計算することの困難性(例えば素因数分解問題の困難性)を前提に、IND-CCA2であることが証明可能な公開鍵暗号通信技術を提供できる。
請求項(抜粋):
送信者側の装置が受信者の公開鍵を用いて送信データを暗号化し、受信者側の装置へ送信する公開鍵暗号通信方法であって、【数1】を受信者の秘密鍵(p,q)とし、【数2】を受信者の公開鍵(N,k,G,H)として、(1)前記送信者側の装置において、平文x(x∈{0,1}n)に対して乱数r∈{0,1}k0を選び、この乱数rと受信者の公開鍵とを用いて、【数3】を計算し(但し、n+k0+k1=k)、その結果s,tを用いて、【数4】を計算し、さらにその結果wと受信者の公開鍵とを用いて、【数5】を計算し、その結果yを暗号文として、前記受信者側の装置に送信し、(2)前記受信者側の装置において、受信者の秘密鍵を用いて、前記送信者側の装置より受信した暗号文yから、【数6】を計算し、その結果を用いて、【数7】を計算し、また、【数8】を計算し、それから、φ(xp,xq),φ(-xp,xq),φ(xp,-xq),φ(-xp,-xq)の各々(但し、φは中国人の剰余定理によるZ/(p)×Z/(q)からZ/(pq)への環同型写像を表す)について、【数9】に示すように置いて、【数10】を計算することで、【数11】に示す復号化結果(但し、復号化結果が「*」の場合、この暗号文を拒否するものとする)を算出することを特徴とする公開鍵暗号通信方法。
IPC (2件):
G09C 1/00 620 ,  G09C 1/00 650
FI (2件):
G09C 1/00 620 A ,  G09C 1/00 650 A
Fターム (9件):
5J104AA22 ,  5J104EA04 ,  5J104EA28 ,  5J104EA32 ,  5J104JA23 ,  5J104JA27 ,  5J104NA02 ,  5J104NA12 ,  5J104NA18
引用文献:
出願人引用 (2件)
  • 公開鍵暗号方式HIME
  • Fast RSA-type cryptosystem modulo pkq
審査官引用 (2件)
  • 公開鍵暗号方式HIME
  • Fast RSA-type cryptosystem modulo pkq

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