特許
J-GLOBAL ID:200903043479547099

応力腐蝕割れ形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山田 恒光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-059859
公開番号(公開出願番号):特開2000-256745
出願日: 1999年03月08日
公開日(公表日): 2000年09月19日
要約:
【要約】【課題】 管材継手部内面の特定箇所に応力腐蝕割れを効率よく人為的に形成できるようにする。【解決手段】 管材2の溶接継手形成時に全周溶接の開始位置を、各溶接層ごとに変えて、管材2の継手部内面に周方向に均一な残留引張応力場の分布を形成する。また、管材2継手部内面形状に基づき導電性箔8を間隔が密な点溶接で張出部材7に取り付けて、導電性の向上を図り、導電性箔8層の形状を管材2の継手部内面形状に略一致させて、管材2の継手部内面に対するパッド10の密着性に向上を図る。更に、生成すべき応力腐蝕割れに応じてパッド10の管材2の継手部内面周方向の寸法を設定し、管材2の継手部内面に形成される応力腐蝕割れ形成の位置及び長さを特定化する。
請求項(抜粋):
管材継手部内面へ向かって付勢され得る張出部材と、該張出部材の管材継手部内面に対峙する部分に取り付けられる導電性箔及び導電性スペーサと、導電性スペーサに取り付けられる応力腐蝕割れ加速形成用のパッドとを備えたクレビス装置を用い、張出部材を管材継手部内方へ付勢することにより、管材継手部内面にパッドが密着した状態で、管材継手部内面を高温高圧流体に浸漬する応力腐蝕割れ形成方法であって、管材接続部を構成する溶接継手を、全周溶接により各パスごとあるいは各層ごとに溶接開始の位置を変えて形成し、型取り剤を塗布した張出部材を管材継手部内面に付勢して、管材継手部内面形状を把握し、当該継手部内面形状に基づき導電性箔を間隔が密な点溶接により張出部材に取り付ける工程、及び型取り剤を塗布した導電性箔を張出部材とともに管材継手内面へ付勢して、導電性箔層と管材継手部内面との間隙を把握する工程とを繰り返すことにより、導電性箔層の形状を管材継手部内面形状に略一致させ、導電性箔層に導電性スペーサと生成すべき応力腐蝕割れに応じて管材継手部内面周方向の寸法を設定したパッドとを順に取り付け、張出部材を管材継手部内面へ付勢して、管材継手部内面にパッドを密着させ、管材継手部内面を高温高圧流体に浸漬することを特徴とする応力腐蝕割れ形成方法。
IPC (5件):
C21D 9/08 ,  B23K 31/12 ,  C21D 6/00 102 ,  C21D 9/50 101 ,  G01N 29/00
FI (5件):
C21D 9/08 F ,  B23K 31/12 ,  C21D 6/00 102 Z ,  C21D 9/50 101 A ,  G01N 29/00
Fターム (10件):
2G047AA07 ,  2G047AB01 ,  2G047EA09 ,  4K042AA06 ,  4K042AA24 ,  4K042BA07 ,  4K042DA06 ,  4K042DB08 ,  4K042DC04 ,  4K042DC05

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