特許
J-GLOBAL ID:200903043480783235

フルオロリン酸リチウムおよびそれらの導電塩としての使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金田 暢之 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-517126
公開番号(公開出願番号):特表2000-508340
出願日: 1997年09月24日
公開日(公表日): 2000年07月04日
要約:
【要約】本発明は、一般式Li+[PFa(CHbFc(CF3)d)e]- (I){式中、aは1、2、3、4または5、bは0または1、cは0、1、2または3、dは0、1、2または3、かつeは1、2、3または4である(ただし、リガンド(CHbFc(CF3)d)は異なっていてもよいという条件で、a+eの和は6に等しく、b+c+dの和は3に等しく、かつ、bとcは同時に0とならない)}で示される新規フルオロリン酸リチウム、該化合物の製造方法、それらの電解質への使用、ならびに該電解質を用いて製造されるリチウム電池に関する。
請求項(抜粋):
1.一般式Li+[PFa(CHbFc(CF3)d)e]- (I){式中、aは1、2、3、4または5、bは0または1、cは0、1、2または3、dは0、1、2または3、かつeは1、2、3または4である(ただし、リガンド(CHbFc(CF3)d)は異なっていてもよいという条件で、a+eの和は6に等しく、b+c+dの和は3に等しく、かつ、bとcは同時に0とならない)}で示されるフルオロリン酸リチウムの製造方法であって、a)不活性溶媒中のモノクロロ-またはフルオロ-、ジクロロ-またはジフルオロ、クロロフルオロアルキルホスフィン類、クロロモノ-、クロロジ-、クロロトリ-またはクロロテトラアルキルホスホラン類、フルオロモノ-、フルオロジ-、フルオロトリ-またはフルオロテトラアルキルホスホラン類、もしくはトリフルオロモノヒドロアルキルホスホラン類、b)得られた生成混合物が、おそらくは蒸留により種々のフッ素化生成物へと分離すること、およびc)前記フッ素化アルキルホスフィン類を非プロトン性の極性溶媒中、-35ないし60°Cの温度でフッ化リチウムと反応させることを特徴とする方法。2.-20°Cないし室温、常圧でフッ素化を行うことを特徴とする請求項1記載の方法。3.フッ素化生成物の蒸留精製を不活性ガス雰囲気下で行うことを特徴とする請求項1記載の方法。4.フッ化リチウムとの反応を室温で行うことを特徴とする請求項1記載の方法。5.請求項1記載の式(I)で示される化合物を製造するための中間生成物としての、一般式[PFa(CHbFc(CF3)d)e] (Ia){式中、式(I)と同様、bは0または1、cは0、1、2または3、dは0、1、2または3、かつeは1、2、3または4であるが、aは1、2、3または4である}で示される化合物。6.一般式Li+[PFa(CHbFc(CF3)d)e]- (I){式中、aは1、2、3、4または5、bは0または1、cは0、1、2または3、dは0、1、2または3、かつeは1、2、3または4である(ただし、リガンド(CHbFe(CF3)d)は異なっていてもよいという条件で、a+eの和は6に等しく、b+c+dの和は3に等しく、かつ、bとCは同時にOとならない)}で示されるフルオロリン酸リチウム。7.請求項6記載のフルオロリン酸リチウム。a)b)c)d)e)f)g)h)8.リチウム電池中の導電塩としての、請求項6および7に記載のフルオロリン酸リチウムの使用。9.請求項6および7に記載の一般式(I)で示されるフルオロリン酸リチウムを含んでなるリチウム電池用電解質。10.請求項9に記載の電解質を含んでなる二次リチウム電池。
IPC (3件):
C07F 9/535 ,  H01M 6/16 ,  H01M 10/40
FI (3件):
C07F 9/535 ,  H01M 6/16 A ,  H01M 10/40 A

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