特許
J-GLOBAL ID:200903043493486280
自動変速機の制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-280340
公開番号(公開出願番号):特開平10-103466
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 変速機構の変速段の切り替え時に、供給油圧の学習制御の制御精度を高めることができる自動変速機の制御装置を提供する。【解決手段】 自動変速機10の油圧制御回路100においては、変速段の切り替え時に、コントローラによって、供給油圧が、トルク相では学習制御によりベース油圧が設定されてフィードフォワード制御される一方、イナーシャ相ではタービン回転数変化率に基づいてフィードバック制御される。そして、イナーシャ相におけるオーバーシュートとクロスタイムとに基づいて学習値が設定され、これにより供給油圧の学習制御の制御精度が高められる。
請求項(抜粋):
複数の変速段を有する変速機構と、該変速機構の変速段を締結動作又は解放動作により切り替える摩擦要素と、該摩擦要素を動作させる油圧機構と、該油圧機構から上記摩擦要素に供給される油圧を制御する油圧制御手段とが設けられていて、上記油圧制御手段が、入力トルクに関する値を検出する入力トルク検出手段と、タービン回転数に関する値を検出するタービン回転数検出手段と、タービン回転数変化率に関する値を検出するタービン回転数変化率検出手段と、変速段の切り替え時に、入力トルク、タービン回転数及び前回の同種の変速段切り替え時に設定した学習値に基づいて、変速によるタービン回転数変化が生じる以前のトルク相におけるベース油圧を設定する一方、変速によるタービン回転数変化が生じているイナーシャ相ではタービン回転数変化率に基づいて設定した油圧補正値で上記ベース油圧を補正して上記摩擦要素への供給油圧を設定する供給油圧設定手段とを備えている自動変速機の制御装置であって、該供給油圧設定手段に、変速段の切り替え時にトルク相からイナーシャ相へ移行した後における、目標値に対するタービン回転数変化率の過剰低下量と、タービン回転数変化率が所定量だけ変化するのに要する変化所要時間とのうちの少なくとも一方に基づいて、次回の同種の変速段の切り替え時の上記学習値を設定する学習値設定手段が設けられていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/02
, F16H 59:42
, F16H 59:48
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