特許
J-GLOBAL ID:200903043525259249
プランジャ型マスタシリンダ
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
飯阪 泰雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-239738
公開番号(公開出願番号):特開平10-059161
出願日: 1996年08月22日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】【課題】 カップ形状のシール部材が本来有する特性を犠牲にすることなく、またピストンに対する摺動抵抗を増大させることなく、ピストンの無効ストロークを小さくすることができるプランジャ型マスタシリンダを提供すること。【解決手段】 環状のシール部材21のベース部21c側(凸部21d)のピストン19に対する圧接力Pをその内周リップ部21aの圧接力Qよりも小さくすることにより、ベース部21c側でピストン19のストローク時の液補給孔19aの密封作用を行わせ、ブレーキ作動時のカップシール本来の機能が充分に得られるようにする。これにより、ピストンに対する摺動抵抗を増大させることなく、カップ形状のシール部材21が本来有する特性を得ながらピストン19の無効ストロークを小さくすることができる。
請求項(抜粋):
シリンダ孔を形成したシリンダ本体と、このシリンダ孔にその軸線方向に移動自在に嵌入され液圧室を区画するピストンと、前記ピストンに形成された液補給孔を含み前記液圧室をリザーバに連通させる液通路と、前記シリンダ孔内に保持されて前記ピストンが前記液圧室側に移動することに応じて前記液補給孔を前記リザーバ側から遮断する環状のシール部材とを備え、前記環状のシール部材は、先端が前記液圧室に臨み前記シリンダ本体側に弾接する外周リップ部と、先端が前記液圧室に臨み前記ピストンの外周に弾接する内周リップ部と、これら内外周の各リップ部を後端側で連絡するベース部とを有し、前記ベース部の内周側に前記ピストンに向かって突出する凸部を形成したプランジャ型マスタシリンダにおいて、前記凸部の前記ピストンに対する圧接力を、前記内周リップ部の前記ピストンに対する圧接力よりも小さくしたことを特徴とするプランジャ型マスタシリンダ。
引用特許:
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