特許
J-GLOBAL ID:200903043543200421
置換されたヘテロ環誘導体
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-317763
公開番号(公開出願番号):特開平9-188682
出願日: 1996年11月28日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 CRF拮抗剤としての活性を示す置換された新規ヘテロ環誘導体およびそれらを含有する薬学的な組成物を提供することである。【解決手段】 式(I)、(II)あるいは(III)で代表されるコルチコトロピン放出ファクタ(CRF)拮抗剤、および、それらを含有する薬学的な組成物。[式中、AはNまたはCR7であり;Bは-NH2、-CH3、-OCH3等であり;XはNR4、O、SまたはCR4であり;ZはNH、O、S等であり;R3、R4は、水素、C1〜4アルキル、Cl、F、-OCC1〜4アルキル等であり;R5はフェニル、ナフチル、チェニルキノリル等である]
請求項(抜粋):
式:【化1】[式中、点線は、任意の二重結合を表し;Aは、窒素またはCR7であり;Bは、-NR1R2、-CR1R2R10、-C(=CR2R11)R1、-NHCR1R2R10、-OCR1R2R10、-SCR1R2R10、-CR2R10NHR1、-CR2R10OR1、-CR2R10SR1または-COR2であり;Dは、窒素であり、それが結合する全ての原子に単結合するか、または、Dは、炭素であり、式(I)および式(II)のEに二重結合するかもしくは式(III)の両縮合環に共通な隣接炭素原子に二重結合するか、あるいは、Dは、CHであり、式(I)および式(II)のEに単結合し;Eは、窒素、CHまたは炭素であり;Fは、それがEに単結合する時、酸素、硫黄、CHR4またはNR4であり、Fは、それがEに二重結合する時、窒素またはCR4であり;Gは、Eに単結合する時、水素、C1〜C4アルキル、-S(C1〜C4アルキル)、-O(C1〜C4アルキル)、NH2、-NH(C1〜C4アルキルまたは-N(C1〜C2アルキル)(C1〜C4アルキル){式中、GのC1〜C4アルキル基の各々は、場合によっては、1個のヒドロキシ、-O(C1〜C2アルキル)またはフッ素基で置換されていてもよい。}であり;Gは、Eに二重結合している時、酸素、硫黄またはNHであり;Gは、Eが窒素であり、DまたはFに二重結合している時、存在せず;R1は、水素、場合によっては、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C1〜C4アルコキシ、CF3、-C(=O)O-(C1〜C4)アルキル、-OC(=O)(C1〜C4アルキル)、-OC(=O)N(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)、-NHCO(C1〜C4アルキル)、-COOH、-COO(C1〜C4アルキル)、-CONH(C1〜C4アルキル)、-CON(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)、-S(C1〜C4アルキル)、-CN、-NO2、-SO(C1〜C4アルキル)、-SO2(C1〜C4アルキル)、-SO2NH(C1〜C4アルキル)および-SO2N(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)より独立に選択される1個もしくは2個の置換基R8で置換されたC1〜C6アルキルであり、前述のR1基のC1〜C4アルキル基の各々は、場合によっては、1個または2個の二重結合または三重結合を含有してもよく;R2は、場合によっては、1〜3個の二重結合または三重結合を含有してもよいC1〜C12アルキル、アリールまたは(C1〜C4アルキレン)アリール{ここで、前記アリールおよび前記(C1〜C4アルキレン)アリールのアリール部分は、フェニル、ナフチル、チエニル、ベンゾチエニル、ピリジル、キノリル、ピラジニル、ピリミジニル、イミダゾリル、フラニル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、ピロリル、インドリル、ピロロピリジル、オキサゾリルおよびベンゾオキサゾリルから選択される。};C3〜C8シクロアルキルまたは(C1〜C6アルキレン)(C3〜C8シクロアルキル){ここで、前記シクロアルキルおよび前記(C1〜C6アルキレン)(C3〜C8シクロアルキル)の5〜8員環シクロアルキル部分の1個もしくは2個の炭素原子は、場合によっては、独立に、酸素もしくは硫黄原子またはNZ2(式中、Z2は、水素、C1〜C4アルキル、ベンジルおよびC1〜C4アルカノイルより選択される。)によって置換されていてもよい。}であり、前述のR2基の各々は、場合によっては、塩素、フッ素、ヒドロキシおよびC1〜C4アルキルから独立に選択される1〜3個の置換基、または、臭素、ヨウ素、C1〜C6アルコキシ、-OC(=O)(C1〜C6アルキル)、-OC(=O)N(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)、-S(C1〜C6アルキル)、アミノ、-NH(C1〜C2アルキル)、-N(C1〜C2アルキル)(C1〜C4アルキル)、-N(C1〜C4アルキル)-CO-(C1〜C4アルキル)、-NHCO(C1〜C4アルキル)、-COOH、-COO(C1〜C4アルキル)、-CONH(C1〜C4アルキル)、-CON(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)、-SH、-CN、-NO2、-SO(C1〜C4アルキル)、-SO2(C1〜C4アルキル)、-SO2NH(C1〜C4アルキル)および-SO2N(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)より選択される1個の置換基によって置換されていてもよく;-NR1R2またはCR1R2R10は、場合によっては、1〜3個の二重結合を含有する飽和された3〜8員環の炭素環を形成してもよく、このような5〜8員環の環炭素原子の1個または2個は、場合によっては、独立に、酸素もしくは硫黄原子またはNZ3(式中、Z3は、水素、C1〜C4アルキル、ベンジルまたはC1〜C4アルカノイルである。)によって置換されていてもよく;R3は、水素、C1〜C4アルキル、-O(C1〜C4アルキル)、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素、-CN、-S(C1〜C4アルキル)または-SO2(C1〜C4アルキルであり、前述のR3基の(C1〜C4アルキル)部分の各々は、場合によっては、ヒドロキシ、フッ素および(C1〜C2アルコキシ)より選択される1個の置換基R9によって置換されていてもよく;各R4は、独立に、水素、(C1〜C6アルキル)、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、-O(C1〜C4アルキル)、-N(C1〜C4アルキル)(C1〜C2アルキル)、-S(C1〜C4アルキル)、-SO(C1〜C4アルキル)、-SO2(C1〜C4アルキル)、-CO(C1〜C4アルキル)、-C(=O)Hまたは-C(=O)O(C1〜C4アルキル)であり、前述のR4基の(C1〜C6アルキル)および(C1〜C4アルキル)部分の各々は、場合によっては、1個または2個の二重結合または三重結合を含有してもよく、場合によっては、ヒドロキシ、アミノ、C1〜C3アルコキシ、ジメチルアミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、-NHC(=O)CH3、フッ素、塩素、C1〜C3チオアルキル、-CN、-COOH、-C(=O)O(C1〜C4アルキル)、-C(=O)(C1〜C4アルキル)および-NO2より独立に選択される1個または2個の置換基によって置換されていてもよく;R5は、フェニル、ナフチル、チエニル、ベンゾチエニル、ピリジル、キノリル、ピラジニル、フラニル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリル、ベンズオキサゾリルまたはC3〜C8シクロアルキルであり、少なくとも5員環を含有する前記シクロアルキル環の炭素原子の1個または2個は、場合によっては、独立に、酸素原子もしくは硫黄原子またはNZ4(式中、Z4は、水素、C1〜C4アルキルまたはベンジルである。)によって置換されていてもよく;前述の各R5基は、1〜4個の置換基R12によって置換されていてもよく、この置換基の1〜3個は、塩素、C1〜C6アルキルおよび-O(C1〜C6アルキル)より独立に選択されてもよく、この置換基の1個は、臭素、ヨウ素、ホルミル、-CN、-CF3、-NO2、-NH2、-NH(C1〜C4アルキル)、-N(C1〜C2アルキル)(C1〜C6アルキル)、-C(=O)O(C1〜C4アルキル)、-C(=O)(C1〜C4アルキル)、-COOH、-SO2NH(C1〜C4アルキル)、-SO2N(C1〜C2アルキル)(C1〜C4アルキル)、-SO2NH2、-NHSO2(C1〜C4アルキル)、-S(C1〜C6アルキル)および-SO2(C1〜C6アルキル)より選択されてもよく、前述のR5基のC1〜C4アルキルおよびC1〜C6アルキル部分の各々は、場合によっては、フッ素、ヒドロキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびアセチルより独立に選択される1個または2個の置換基によって置換されていてもよく;R7は、水素、C1〜C4アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、-O(C1〜C4アルキル)、-C(=O)(C1〜C4アルキル)、-C(=O)O(C1〜C4アルキル)、-OCF3、-CF3、-CH2OH、-CH2O(C1〜C4アルキル)であり;R10は、水素、ヒドロキシ、メトキシまたはフッ素であり;R11は、水素またはC1〜C4アルキルであり;Zは、NH、酸素、硫黄、-N(C1〜C4アルキル)、-NC(=O)(C1〜C2アルキル)、NC(=O)O(C1〜C2アルキル)またはCR13R14{ここで、R13およびR14は、R13およびR14の一方がシアノであり得る場合を除いて、水素、トリフルオロメチルおよびメチルより独立に選択される。}であるが;ただし、(a)構造式(I)、(II)および(III)の5員環で、2個の二重結合が相互に隣接して存在することはなく;かつ、(b)R4が窒素に結合する時、それがハロ、シアノまたはニトロであることはない。]で表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
IPC (36件):
C07D487/04 140
, C07D487/04 143
, C07D487/04 144
, A61K 31/435 AAB
, A61K 31/435 AAM
, A61K 31/435 ACJ
, A61K 31/435 ACL
, A61K 31/435 ACN
, A61K 31/435 ACV
, A61K 31/435 ADU
, A61K 31/435 ADY
, A61K 31/44 AEG
, A61K 31/50 ABC
, A61K 31/505 AAE
, A61K 31/505 AAH
, A61K 31/505 AAK
, A61K 31/505 ABE
, A61K 31/505 ABF
, A61K 31/505 ABG
, A61K 31/505 ABN
, A61K 31/505 ABQ
, A61K 31/505 ABU
, A61K 31/505 ACF
, A61K 31/505 ADA
, A61K 31/505 AED
, A61K 31/52 AAF
, A61K 31/54 AGZ
, C07D471/04 104
, C07D471/04 107
, C07D473/18
, C07D491/048
, C07D495/04 105
, C07D495/04
, C07D498/04 105
, C07D513/04 343
, C07D513/04 351
FI (36件):
C07D487/04 140
, C07D487/04 143
, C07D487/04 144
, A61K 31/435 AAB
, A61K 31/435 AAM
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, A61K 31/52 AAF
, A61K 31/54 AGZ
, C07D471/04 104 Z
, C07D471/04 107 E
, C07D473/18
, C07D491/048
, C07D495/04 105 A
, C07D495/04 105 Z
, C07D498/04 105
, C07D513/04 343
, C07D513/04 351
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