特許
J-GLOBAL ID:200903043582864710

音場生成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小橋 信淳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-267272
公開番号(公開出願番号):特開平8-130799
出願日: 1994年10月31日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【目的】 さらなる音の拡がり感を得ること。【構成】 第1及び第2のスピーカ12,22から放音される音圧の両耳間相関係数ρLRに基づいて相関を制御するものであり、加算器14,24に対し正相又は逆相で加算する成分を増加させて両耳間相関係数ρLRを大きくしたり、小さくしたりした。第1及び第2のフィルタ13,23の振幅特性を設定する際、周波数は、上記の両耳間相関係数ρLRをランダムノイズ等の定常信号を拡散音場で再生したときの両耳間相関係数が残響室に代表されるような拡散音場での空間的相関係数ρd に近似されるようにすることで、第1及び第2のフィルタ13,23に周波数依存性を持たせるようにした。【効果】 両耳間相関係数ρLRを空間的相関係数ρd に近似させることができ、スピーカ12,22の中央に限られていた音像が、周囲を包み込むように拡がって感じられるようになり、また直接音成分は別系統で再生するか、処理した信号にミキシングして再生することで、定位感を損なわずに拡がり感を向上させることができる。
請求項(抜粋):
1の入力信号に対して残響音処理する第1の処理回路と、前記入力信号に対して残響音処理する第2の処理回路と、前記第1の処理回路から出力される信号に対して所定の振幅特性を与える第1のフィルタと、前記第2の処理回路から出力される信号に対して所定の振幅特性を与える第2のフィルタと、前記第1の処理回路から出力される信号と前記第1のフィルタから出力される信号及び前記第2のフィルタの反転出力信号とを加算する第1の加算器と、前記第2の処理回路から出力される信号と前記第1及び第2のフィルタから出力される信号とを加算する第2の加算器と、前記第1の加算器から出力される加算信号を入力とする第1のスピーカと、前記第2の加算器から出力される加算信号を入力とする第2のスピーカとを備え、前記第1及び第2のフィルタの振幅特性は前記第1及び第2のスピーカから放音される音圧の相関関係に基づいて決定されることを特徴とする音場生成装置。
IPC (3件):
H04S 5/00 ,  H04R 5/027 ,  H04S 1/00

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