特許
J-GLOBAL ID:200903043605112516

表面性状に優れたSi添加缶用鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-073870
公開番号(公開出願番号):特開平8-269567
出願日: 1995年03月30日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】 表面性状に優れた缶用鋼板を製造する。【構成】 鋼組成としてはC量を0.0005〜0.0150%に調整した極低C鋼を素材とし、顕著に加工性を改善すべくNbまたはTiを添加、あるいは加工性の劣化を伴わずに鋼の高強度化をはかるべくCu、Ni、Cr、Moを添加した組成とし、もっとも良好な固溶強化元素であるSiを0.05〜0.50%の範囲で含有する鋼スラブを素材とする。この鋼スラブの再加熱温度を比較的低温の1250°C以下とし、仕上げ圧延に先立って強力なデスケーリングを行うと共に冷延条件後の焼鈍条件までを最適化することで表面に残存するSiを低減することで表面性状を防止するものである。【効果】 表面性状および加工性の良好な缶用鋼板が製造できる。
請求項(抜粋):
重量比にて、C:0.0005〜0.0150%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.05〜1.00%、P: 0.100%以下、S: 0.015%以下、N:0.0100%以下、Al: 0.100%以下、残部は不可避不純物の組成になる鋼スラブを用いて、スラブ再加熱温度を1250°C以下とし、さらに熱間圧延工程において仕上げ圧延に先立ち、単位散布面積当りの衝突圧が40〜90g/mm2 で単位時間当りの流量密度が 0.1〜0.4 l/min.mm2の高圧水スプレーを鋼板表面に施して脱スケールし、仕上げ圧延温度 750〜1000°Cで圧延し、圧延終了後 0.2秒以内に水冷を開始し、平均冷却速度30°C/s以上の冷却速度として冷却し、 640°C以下の巻き取り温度で熱延母板を製造し、酸洗後、冷延圧下率80%以上で冷間圧延したのちに、 650〜800 °Cの温度で焼鈍し、焼鈍後に圧下率15%以下のスキンパス圧延を施し板厚0.20mm以下とすることを特徴とする表面性状に優れたSi添加缶用鋼板の製造法。
IPC (8件):
C21D 9/46 ,  B21B 3/00 ,  B21B 45/08 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/44
FI (8件):
C21D 9/46 H ,  B21B 3/00 A ,  B21B 45/08 F ,  C21D 8/02 A ,  C22C 38/00 301 T ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/44

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