特許
J-GLOBAL ID:200903043626122368

水素含有量分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-273280
公開番号(公開出願番号):特開平10-123070
出願日: 1996年10月16日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】【課題】高放射性で、材料の種類や密度が不明な被測定試料に含まれる水素を定量できる(n・γ法)による水素含有量分析装置を提供する。【解決手段】被測定試料1を中性子減速体系2内に収納し、中性子減速体系2内に中性子源3を配置する。中性子減速体系2に対向してγ線遮蔽体7で包囲したγ線コリメータ5とγ線検出器4を配置する。被測定試料1は回転スキャンさせる。γ線コリメータ5が見込む方向の中性子減速体2cには水素を含む材料を使用しない。着目ピークは2.22MeVである。γ線コリメータ5にγ線フィルタ6を入れ、低エネルギーγ線を減衰させる。γ線検出器4はアンチコンプトン型として高エネルギーγ線のコンプトンやエスケープピークを除く。Zrのγ線、Feのγ線計数を使用して材質(中性子吸収)を識別、補正する。パルス中性子照射法で、S/N比を高める。
請求項(抜粋):
被測定試料に中性子を照射し、γ線検出器により中性子捕獲γ線を測定して前記被測定試料に含まれる元素を分析定量する水素含有量分析装置において、前記被測定試料を取り囲む中性子減速体と、この減速体の一部に設けたγ線コリメータと、前記γ線検出器を取り囲むγ線遮蔽体と、前記γ線コリメータを介して前記γ線検出器が見込む前記被測定試料の表面がスキャンされるように駆動する試料駆動機構と、前記減速体内において前記γ線検出器からγ線コリメータの見込み視野内にない位置に設けられた中性子源とを具備し、前記γ線検出器の信号を処理するスペクトル処理装置は2.22MeVのエネルギーのγ線を弁別してその計数値または計数率を表示する機能を持ち、前記γ線検出器がγ線コリメータを介して見込む視野内にある前記減速体は水素を含まない材質で形成されてなることを特徴とする水素含有量分析装置。

前のページに戻る