特許
J-GLOBAL ID:200903043697496455

放射線治療計画装置及びプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山川 政樹 ,  山川 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-297534
公開番号(公開出願番号):特開2008-113721
出願日: 2006年11月01日
公開日(公表日): 2008年05月22日
要約:
【課題】治療対象となるガン病巣に対して最適となる放射線治療計画が、容易に得られるようにする。【解決手段】分割回数の算出を行う演算処理部101と、所定のデータの入力が行われるキーボードなどの入力部102と、主記憶装置などの一時記憶部103と、固定ディスク装置などの記憶部104と、ディスプレイなどの表示部105とを備える。また、演算処理部101は、患部有効線量算出部111と、患部基準線量算出部112と、正常組織被曝量算出部113と、正常組織有効線量算出部114と、条件判断部115と、最小分割回数決定部116と、分割回数決定部117とを備える。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
放射線治療の分割回数を求める放射線治療計画装置であって、 治療対象のガン組織が存在する臓器に対する放射線の生物作用を定量化するために与えられる定数Rと、治療対象となるガン組織に対する治療に必要とされる放射線量の1回分を示す定数d及び回数を示す定数n0と、放射線の照射における正常臓器に対する線量を示す定数d(OARi)及び治療対象のガン組織に対する線量を示す定数d(PTV)と、正常臓器の最大生物学的有効線量のうち、放射線治療で使用する生物学的有効線量の割合を、正常組織への予測される照射の可能性に基づいて設定される係数kiと、対象となる放射線治療で放射線を被曝する正常臓器の情報とを記憶する記憶手段と、 治療対象のガン組織の生物学的有効線量BEDを、前記記憶手段に記憶されている前記d,前記n0,及び前記Rを用いてBED=d×n0×(1+d/R)により求める患部有効線量算出手段と、 この患部有効線量算出手段で算出された前記BED及び前記記憶手段に記憶されている前記Rをもとに、前記ガン組織への基準線量d1PTVを、d1PTV={BED×R/n+(0.5R)2}1/2-0.5Rにより求める患部基準線量算出手段と、 この患部基準線量算出手段で算出された前記基準線量d1PTV及び前記記憶手段に記憶されている前記d(OARi)及び前記d(PTV)をもとに、前記ガン組織に対する放射線治療により放射線被曝する正常臓器毎の被曝線量d10ARiを、d10ARi=d1PTV×d(OARi)/d(PTV)により求める正常組織被曝量算出手段と、 この正常組織被曝量算出手段で算出された前記被曝線量d10ARi及び前記記憶手段に記憶されている前記Rをもとに、基準線量d10ARiを被曝したときの対象の正常臓器に対する生物学的有効線量BED10ARiを、BED10ARi=d10ARi×n×(1+d10ARi/R)により算出する正常組織有効線量算出手段と、 前記患部有効線量算出手段,前記患部基準線量算出手段,正常組織被曝量算出手段,及び正常組織有効線量算出手段により、前記nを1から増加させて算出された前記BED10ARiが、対象の正常臓器の許容線量mtBEDOARiに正常臓器毎に設定されている前記係数kiを乗じて得られる判断基準値より小さくなるnを最小分割回数として決定する条件判断手段と、 前記患部有効線量算出手段,前記患部基準線量算出手段,正常組織被曝量算出手段,正常組織有効線量算出手段,及び前記条件判断手段により算出された全ての前記正常臓器毎の前記最小分割回数の中の最大値を前記放射線治療の分割回数とする分割回数決定手段と を備えることを特徴とする放射線治療計画装置。
IPC (1件):
A61N 5/10
FI (1件):
A61N5/10 P
Fターム (5件):
4C082AC02 ,  4C082AE01 ,  4C082AN01 ,  4C082AN02 ,  4C082AN04
引用特許:
出願人引用 (2件)

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