特許
J-GLOBAL ID:200903043737005867

車両用定速走行制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-179510
公開番号(公開出願番号):特開平5-058193
出願日: 1991年07月19日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】【目的】タイム・ディレイ・コントロールを用い、変速段位置や走行負荷の変化による車両動特性の変動に対しても、常に、この与えられた軌道に沿って一定の収束性で目標車速に収束することが出来る車両用定速走行制御装置を提供することを目的とする。【構成】目標値設定回路122により、セット時の実車速が目標車速として設定される。そして目標軌道設定手段123により基準軌道を与える目標軌道車速が算出され、実車速と目標軌道車速との偏差が零となるように、制御量演算手段125により、アクチュエータ126への制御量が算出される。収束加速度変更手段124により目標軌道車速と目標車速との偏差がある一定値以下になったとき、目標車速へ収束するときの加速度を小さな値に変更することにより、収束時にオーバーシュートのないリジューム応答を行うことが出来る。
請求項(抜粋):
実車速を検出する車速検出回路と、スロットルバルブを通して車速を調整するアクチュエータと、定速走行開始信号および定速走行解除信号および定速走行解除後、再び前回の定速走行時の車速に復帰するリジューム信号をだす指令回路と、前記指令回路の定速走行開始信号により目標車速を設定する目標値設定回路と、前記車速検出回路の出力が目標車速となるように、前記アクチュエータに入力する制御量を、プラントのモデル化誤差や外乱等の未知項の変動が微小なL時間一定であると仮定することにより、前記微小時間前の既知部の項を用いて、未知の項を推定する適応制御の一種で、制御ゲインの大きさを決定する制御入力特性bestの大きさを、入力を前記アクチュエータへの入力、出力を車速とするモデルのプラントゲインの値の1/2倍以上の大きさとすることにより制御系の安定性が補償されることを特徴とする制御則(以下、タイムディレイコントロールと称す)により算出する制御量演算手段と、前記指令回路のリジューム信号により実車速が目標車速へ到達するまでの軌道を、予め設定されている2つ以上の異なる形の軌道として、時間の関数によって与える目標軌道設定手段と、ドライバーが上記2つ以上の異なる形の軌道の中から、好みの一軌道を選択できる目標軌道選択手段とを備え、前記目標軌道選択手段で選択された一軌道に対して、実車速が追従するように目標車速へ収束することを特徴とする車両用定速走行制御装置。
IPC (3件):
B60K 31/06 ,  F02D 29/02 301 ,  F02D 41/14 320

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