特許
J-GLOBAL ID:200903043740756296

焼結原料の水分制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-167369
公開番号(公開出願番号):特開平10-017946
出願日: 1996年06月27日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】 焼結原料中の水分を精度よく、時間遅れなく連続的に制御する。【解決手段】 原料1毎の水分、混合原料7の水分を測定し、原料の持込み水分の算定量、混合原料の輸送量及び目標水分値に基づきミキサー2での散水量を調節するフィードフォワード制御系と、混合原料の輸送量、及び混合原料の実績水分値と目標水分値との差に基づきミキサーでの散水量を調節するフィードバック制御系とで構成し、フィードバック制御に当たり混合原料の実績水分値として今回及び過去の水分測定値の実績に基づき各測定値に対する係数を定め、この係数と各水分測定値とを用いて散水量を補正する。水分測定には赤外線水分計11、13と絶乾式水分計12、14を併用する。フィードバック制御には時間遅れを考慮したプロセスモデルを用いる。各原料の持込み水分の算定では、生石灰による水和反応で消費される水分量を当初の持込み水分算定量から差し引いた値を用いる。
請求項(抜粋):
原料配合槽から切り出し、ミキサーで水分を添加し混合し、その後造粒機により造粒処理して得られた混合原料を輸送し、焼結機のパレットに装入し焼結鉱を製造する工程における焼結原料の水分制御方法において、前記混合原料の水分を目標水分値に調整するため、ミキサー散水量をフィードフォワード制御系とフィードバック制御系とを組み合わせて制御する方法であって、前記原料配合槽の各原料毎の水分、および、前記混合原料の水分を測定し、前記フィードフォワード制御系は、前記原料配合槽の前記各原料による持込み水分の算定量、並びに前記混合原料の輸送量および目標水分値に基づき前記ミキサーでの散水量を制御することを、そして、前記フィードバック制御系は、前記混合原料の輸送量、および前記混合原料の実績水分値と目標水分値との差に基づく制御をし、且つ、前記混合原料の実績水分値は、前記混合原料の今回および過去の水分測定値の実績に基づき時間遅れを補償するモデル式より、各々の測定値に対する係数を定め、前記係数並びに前記各々の水分測定値を用いて散水量を補正することを特徴とする焼結原料の水分制御方法。

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