特許
J-GLOBAL ID:200903043743315800

座席装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹井 浩毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-003956
公開番号(公開出願番号):特開平6-206484
出願日: 1993年01月13日
公開日(公表日): 1994年07月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】リクライニング操作によるシートバックの傾動角度の変化に対応させて自動的に一定のソーラックスサポート形態に調節できる座席装置調節システムを提供する。【構成】ソーラックス調節機構30によって、シートバック12の可動下部13及び可動上部14をそれぞれ前進傾動させて、適宜最適なソーラックスサポート形態に調整することができ、制御手段80によって、リクライニング機構60によるシートバック12の傾動角度の変化に応じて、ソーラックスサポート形態を成す可動下部13及び可動上部14のうちの少なくとも一方の鉛直線lに対するそれぞれの傾きα,βを自動的にほぼ一定に保てる。制御手段80は、シートバック12が所定の角度より前傾すると、可動下部13が自動的に後退傾動する一方、所定の角度よりも後傾すると、可動下部13が自動的に後退傾動するよう調節する。
請求項(抜粋):
自動車の運転者の脊椎に負担を与えないソーラックスサポート姿勢に調整可能な座席装置に備えられ、該座席装置のシートバックの形態を、リクライニング操作によるシートバックの傾動角度の変化に対応させて自動的に一定のソーラックスサポート形態に調節するための座席装置調節システムであって、前記シートバックのクッション体の下部及び上部を、それぞれソーラックスサポート形態に変位可能な可動下部及び可動上部とし、運転者がソーラックスサポート姿勢を取るとき、前記可動下部を前進傾動させて運転者の尻を後方から保持し、かつ前記可動上部を前進傾動させて運転者の背上部を背中部の背面位置より前方に変位させるべく、バックフレームに設けられたソーラックス調節機構と、前記可動下部が前進または後退傾動する信号を前記ソーラックス調節機構に出力し、該可動下部を所望のソーラックス形態に調節する可動下部作動スイッチ、及び前記可動上部が前進または後退傾動する信号を前記ソーラックス調節機構に出力し、該可動上部を所望のソーラックス形態に調節する可動上部作動スイッチと、前記シートバックを、その傾動角度を任意に調整可能にシートクッションの後部側に支持するリクライニング機構と、前記シートバックが前傾または後傾する信号を前記リクライニング機構に出力し、該シートバックの傾動角度を任意に調整するリクライニング作動スイッチと、前記シートバックの傾動角度が、運転者が運転姿勢を保てる運転角度範囲内にあるか、または該運転角度範囲より更に前方に傾いた前倒角度範囲内にあるか、または前記運転角度範囲より更に後方に傾いた後倒角度範囲内にあるかを判定する傾動角度検出手段と、前記傾動角度検出手段の判定結果に基づいて前記ソーラックス調節機構を自動的に作動させ、前記可動下部及び可動上部を変位させる制御手段とを具備して成り、前記制御手段は、前記シートバックの傾動角度が前記運転角度範囲内にあると判定されたときに、該運転角度範囲内でのシートバックの傾動角度の変化に応じて、ソーラックスサポート形態を成す前記可動下部及び可動上部のうちの少なくとも一方の鉛直線に対するそれぞれの傾きをほぼ一定に保つべく、前記シートバックの前後傾動作に連動して、前記可動下部及び可動上部のうちの少なくとも一方をそれぞれ前進または後退傾動させる第1記憶部と、前記シートバックの傾動角度が前記前倒角度範囲内にあると判定されたときに、該前倒角度範囲内でのシートバックの前傾動作に連動して、前記可動下部の前記シートクッションへ干渉を回避すべく、該可動下部を後退傾動させる一方、前記シートバックの後傾動作に連動して、前記可動下部がソーラックス形態を取るべく、該可動下部を前進傾動させる第2記憶部と、前記シートバックの傾動角度が前記後倒角度範囲内にあると判断されたときに、該後倒角度範囲内でのシートバックの後傾動作に連動して、前記可動下部が前記シートクッションの着座面より上方に突出するのを回避すべく、該可動下部を後退傾動させる一方、前記シートバックの前傾動作に連動して、前記可動下部が前記ソーラックスサポート形態を取るべく、該記可動下部を前進傾動させる第3記憶部とを、有することを特徴とする座席装置。
IPC (2件):
B60N 2/22 ,  A47C 7/46
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭52-106563

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