特許
J-GLOBAL ID:200903043759267121

感震器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-272387
公開番号(公開出願番号):特開平6-094510
出願日: 1992年09月16日
公開日(公表日): 1994年04月05日
要約:
【要約】【目的】固体の導電球を用いて小形でオン時間が充分取れる感震器を得る。【構成】感震素子1は金属製の円板4に電気絶縁性の充填材5で気密に固定された導電端子ピン6を有した蓋板3と導電性のハウジング2により気密容器が構成されている。ハウジング2中には可動接点となる導電性の固体の慣性球8が転動可能に収納されている。導電端子ピン6に固着された半固定接点である接点板7の腕状部7Aとハウジング底面2Bとの角度は90°未満とされている。加速度印加時には慣性球8は転動して腕状部7Aとハウジング底面2Bの間に入り込むように転動しながら腕状部7Aと摺動接触する。接点板7の弾性と摺動作用により慣性球8の運動速度を減速するとともにハウジング底面2Bに押し付ける力がはたらくためオン時間が長くなると共に接触状態が安定する。
請求項(抜粋):
円形の金属板のほぼ中心に穿たれた孔に電気絶縁性の充填材によって導電端子ピンを貫通し気密に固定した蓋板と、有底円筒形の導電性のハウジングを有し、該ハウジングの底面にはほぼ中心部から外側に向かって同心円状に緩やかに上昇する傾斜面が形成され、前記蓋板の周縁部にハウジングの開口端が気密に固着されて気密容器を形成し、蓋板の導電端子ピン端部には導電端子ピンを中心としてほぼ同心円上に接触部を配設する複数のしなやかな弾性を有した腕状部を持つ導電材製の接点板が導電的に固着され、前記密閉容器の内部には導電性の固体の慣性球が正規姿勢において静止時には重力によりハウジングのほぼ中央部に位置するように収納され、振動を受ける事により慣性球が揺動し接点板と接触して変位させるとともに摺動し同時にハウジング内面と接点板との間を慣性球を介して短絡するように構成され、慣性球が転動して前記接点板と接触する時のハウジング底面と前記接点板の慣性球との接触部分の角度が90°未満とされ、接点板は慣性球との接触時に慣性球によってその運動方向に変位させられるとともに慣性球をハウジング底面に押し付けるように構成された感震素子を正規姿勢に保持する事を特徴とする感震器。
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開昭61-239191
  • 特開昭61-239191
  • 特開昭63-029286
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