特許
J-GLOBAL ID:200903043778088084

周期性信号の適応制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邊 功二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-010763
公開番号(公開出願番号):特開平9-265303
出願日: 1996年01月25日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 制御対象の外的条件の変化等に適正に対処し、収束安定性の高い周期性信号の適応制御方法を提供する。【解決手段】 適応フィルタW10は、振幅補償項a、位相補償項φの2つの変数により構成されている。入力信号xは、適応フィルタにより振幅補償及び位相補償され、信号yとして出力される。信号yと付加信号sが伝達系12において、ゲインAω、位相遅れΦωの伝達関数Gωが適用され、信号zとして出力される。作用点11bにて外力fが加算され、作用点11cにて目標d=0との差がエラー信号として適応フィルタW14に戻され、適応フィルタWが勾配法により逐次更新される。同時に、作用点11bからの信号と、推定伝達関数Gからの出力vが作用点11dにて減算されて推定伝達関数Gに戻され、推定伝達関数Gが勾配法により逐次変更され、制御信号の振幅及び位相が適正に更新される。
請求項(抜粋):
周期性信号の特定周波数成分を除去する適応制御方法であって、制御周波数と同一周波数の入力信号を、振幅補償係数及び位相補償係数の関数であるフィルタ係数を有する適応フィルタにより振幅及び位相調整し、同適応フィルタからの出力信号と前記制御周波数とは異なる周波数の付加信号とを重ねて伝達系により処理し、同伝達系からの応答信号と外力との和である誤差信号を用い、同誤差信号の二乗で表される第1の評価関数を前記フィルタ係数によって偏微分することにより第1勾配ベクトルを求め、同1勾配ベクトルに一定数を掛け合わせたものを前記フィルタ係数から減算することにより時刻の経過毎のフィルタ係数を更新し、更新された同フィルタ係数の振幅補償係数及び位相補償係数により、前記出力信号の振幅と位相を調整すると共に、前記誤差信号と、前記付加信号の推定伝達関数による応答信号との差の二乗で表される第2の評価関数を同推定伝達関数によって偏微分することにより第2勾配ベクトルを求め、同2勾配ベクトルに一定数を掛け合わせたものを前記推定伝達関数から減算することにより時刻の経過毎に同推定伝達関数を更新し、更新された同推定伝達関数の振幅倍率情報係数及び位相倍率情報係数を前記適応フィルタの更新に用いるようにしたことを特徴とする周期性信号の適応制御方法。
IPC (2件):
G05B 13/02 ,  G10K 11/178
FI (3件):
G05B 13/02 S ,  G05B 13/02 B ,  G10K 11/16 H

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