特許
J-GLOBAL ID:200903043781777281

内燃機関用蓄熱装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-337645
公開番号(公開出願番号):特開平6-185411
出願日: 1992年12月17日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】内燃機関が短時間だけ運転された場合においても、少なくとも最上流に位置する蓄熱材容器内の固体状態の蓄熱材を完全に融解させる。【構成】冷却水通路4において、第二蓄熱材容器12の上流と第四蓄熱材容器14の下流とを連通状態で接続するバイパス通路26を設ける。バイパス通路26を開閉する第一電磁弁21を設ける。冷却水通路4において、バイパス通路26の上流端が接続された箇所から下流端が接続された箇所までの被バイパス部を開閉するための第四電磁弁24を設ける。第一蓄熱材容器11内の蓄熱材15の完全融解を検出する第一温度センサ31を設ける。コントローラ35は、エンジンの暖機後に完全融解が検出されるまでは、第一電磁弁21を開弁させるとともに第四電磁弁24を閉弁させ、完全融解が検出された後には、第一電磁弁21を閉弁させるとともに第四電磁弁24を開弁させる。
請求項(抜粋):
内燃機関の冷却水通路において、冷却水の流通方向に順に配設された複数の蓄熱材容器と、前記各蓄熱材容器内に封入され、固相及び液相間での相変化にともなう潜熱を利用して蓄熱及び放熱を行う過冷却性の蓄熱材とを備え、内燃機関の停止時には低温の冷却水により蓄熱材を過冷却状態の液相にして蓄熱させ、同内燃機関の始動時には蓄熱材に刺激を与えることにより、同蓄熱材を液相から固相へ転移させて放熱させ、内燃機関の暖機後には高温の冷却水により蓄熱材を融解して固相から液相へ転移させるようにした内燃機関用蓄熱装置であって、最上流に位置する上流側蓄熱材容器を通過した高温の冷却水が、その下流側に位置する一つ以上の蓄熱材容器からなる下流側蓄熱材容器を迂回し得るように、冷却水通路において下流側蓄熱材容器の上流及び下流間を連通状態で接続するバイパス通路と、前記バイパス通路内に開閉可能に設けられ、開弁時にはバイパス通路での冷却水の流通を許容し、閉弁時にはバイパス通路での冷却水の流通を遮断するバイパス切換え弁と、前記冷却水通路において、バイパス通路の上流端が接続された箇所から同バイパス通路の下流端が接続された箇所までの被バイパス部に開閉可能に設けられ、開弁時には被バイパス部での冷却水の流通を許容し、閉弁時には被バイパス部での冷却水の流通を遮断する被バイパス切換え弁と、前記上流側蓄熱材容器内に配設され、同上流側蓄熱材容器内の蓄熱材の完全融解を検出する融解検出手段と、前記内燃機関の暖機後に前記融解検出手段により完全融解が検出されるまでは、前記バイパス切換え弁を開弁させるとともに被バイパス切換え弁を閉弁させ、同融解検出手段により完全融解が検出された後には、バイパス切換え弁を閉弁させるとともに被バイパス切換え弁を開弁させる制御手段とを設けたことを特徴とする内燃機関用蓄熱装置。
IPC (2件):
F02G 5/00 ,  F28D 20/00

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