特許
J-GLOBAL ID:200903043787810671

リン酸型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-147757
公開番号(公開出願番号):特開平9-330729
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】マトリックスを透過して生じる極間ガスクロスの発生が早期に検知でき、予防保全が可能となるものとする。【解決手段】燃料ガス供給マニホールド12の燃料ガス供給口に、不活性ガスボンベ21と減圧ユニット22と注入ガス流量計23と流量制御弁24からなる不活性ガス注入手段を連結し、制御装置40Aにより流量を制御して燃料ガスに不活性ガスを混入して燃料電池積層体10の燃料電極へと送り、空気排出マニホールド13の空気排出口に連結された流量制御弁35とドライヤー36とサンプルガス流量計37からなるサンプリング手段により空気排ガスを採取し、減圧弁38で減圧し不活性ガス検知器39へ送って不活性ガス濃度を測定し、制御装置40Aで運転条件を加味して演算し、所定値をこえたとき警報信号を出す。
請求項(抜粋):
リン酸を担持したマトリックスを燃料電極と酸化剤電極により挟持してなる単セルを複数層積層して燃料電池積層体を形成し、燃料電極に燃料ガスを、また酸化剤電極に酸化剤ガスを通流して、電気化学反応により発電するリン酸型燃料電池において、燃料電極に供給する燃料ガスに不活性ガスを注入する不活性ガス注入手段、酸化剤電極を通流して排出される排出ガスの一部を採取するサンプリング手段、採取した排出ガスの不活性ガス量を検知する不活性ガス検知手段、および不活性ガス注入手段に注入流量を制御する制御信号を、またサンプリング手段にサンプリング流量を制御する制御信号を送り、不活性ガス検知手段の検知信号を受け、運転条件を加味して演算し、得られた不活性ガス濃度が許容限界を越えたとき警報信号を発する制御装置を備えたことを特徴とするリン酸型燃料電池。

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