特許
J-GLOBAL ID:200903043789483830

倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-047988
公開番号(公開出願番号):特開平9-207761
出願日: 1996年02月09日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【解決手段】 弁プランジャ26の外周部には、磁性体からなるスリーブ27を気密を保持して摺動自在に嵌装している。弁体31とスリーブ27に設けた真空弁座28とによって真空弁44を構成してあり、また、弁体31と大気弁座25によって大気弁38を構成している。さらに、上記スリーブ27のリヤ側にソレノイド47を配置している。上記ソレノイド47が励磁されると、スリーブ27は、そのリヤ側端部がソレノイド47の段部47aに当接する後退端位置に保持される。そして、この状態からブレーキペダル1が踏み込まれて、弁プランジャ26が前進(左行)されたとしても、上記スリーブ27は後退端位置に保持されたままなので、弁機構24は作動せず、したがって、真空倍力装置8は作動しない。【効果】 電動車両の機械式制動装置として好適な真空倍力装置8を提供できる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバルブボディと、このバルブボディの外周部に設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成した定圧室および変圧室と、上記バルブボディ内に設けられ、バルブボディ内の流路の開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置において、上記弁機構を、上記バルブボディの内周部にフロント側にむけて形成した大気弁座と、上記バルブボディ内に摺動自在に嵌合されて入力軸に連動する弁プランジャと、上記弁プランジャに気密を保持して摺動自在に嵌装されるとともに、磁性体からなるスリーブと、上記大気弁座の内方側で、上記スリーブにフロント側に向けて形成した真空弁座と、上記両弁座にフロント側から着座する弁体と、上記弁体を上記両弁座に向けて付勢する第1ばねと、上記スリーブを弁プランジャに対して前進端位置に位置させる第2ばねとから構成し、また、上記バルブボディ内におけるスリーブのリヤ側にソレノイドを配設し、上記ソレノイドを励磁させて上記スリーブを弁プランジャに対して後退させることにより、上記弁機構の作動を阻止するように構成したことを特徴とする倍力装置。

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