特許
J-GLOBAL ID:200903043815192253

鏡面高磁束密度方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-077392
公開番号(公開出願番号):特開平6-081039
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【目的】 短時間の仕上げ焼鈍で高磁束密度方向性電磁鋼板を得る。【構成】 Si:2〜4.8%、酸可溶性Al:0.008〜0.020%、N≦0.010%、残部Fe及び不可避的不純物からなり、熱延鋼帯での酸可溶性AlからN当量のAlを引いた酸可溶性Alの量が0.01%以下とする。冷間圧延後、一次再結晶焼鈍を行い、同工程で生じる鋼板表面の酸化層を酸洗等で除去し、アルミナを主体とする焼鈍分離剤を塗布して、中性或いは、還元性雰囲気で50°C/Hr以上の昇温速度で、920°Cから1150°Cまで昇温し、その温度で5時間以上保持する。その後純化焼鈍を行う。なお、インヒビター強化のため酸化層除去前に、アンモニアによる窒化を行なっても良い。【効果】 短時間で高磁束密度方向性電磁鋼板が得られ、磁区細分化処理及び張力コーティングを施すことにより超低鉄損材料となる。
請求項(抜粋):
Si:2.0〜4.8重量%、酸可溶性Al:0.008〜0.020重量%、N≦0.010重量%、残部Fe及び不可避的不純物からなる珪素熱延鋼帯を必要に応じて焼鈍した後、1回または中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延を行い、所定の板厚とし、次いで一次再結晶焼鈍を行った後焼鈍分離剤を塗布し、仕上げ焼鈍を施す方向性珪素鋼板の製造において、熱延鋼帯での酸可溶性AlからN当量のAlを引いた酸可溶性Alの量が0.010重量%以下とし、一次再結晶焼鈍後、同焼鈍工程で生じる鋼板表面の酸化膜を除去し、Al2 O3 (アルミナ)を主体とする焼鈍分離剤を塗布し、中性或いは、還元性雰囲気で仕上げ焼鈍の昇温速度を50°C/Hr以上で920〜1150°Cまで昇温し、該温度で5時間以上保持することを特徴とする鏡面高磁束密度方向性珪素鋼板の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭62-293075
  • 特開平2-017379
  • 特開昭64-084074
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