特許
J-GLOBAL ID:200903043822949939
義肢用可動指、その可動指を用いた義手、およびその可動指用制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
工業技術院電子技術総合研究所長 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-139150
公開番号(公開出願番号):特開2000-325375
出願日: 1999年05月19日
公開日(公表日): 2000年11月28日
要約:
【要約】【課題】 義手に複雑な動作をさせ得るようにすることにある。【解決手段】 手の甲および手のひら部分の間に配置される基部1と、基部1に連結された第1中間部3と、第1中間部3に連結された第2中間部5と、第2中間部5に連結された指先部7とを具える可動指であって、基部1に配置されたアクチュエーター12で第1ワイヤー11を引いて偏心部材17を回動させ、第1中間部3を、偏心部材17で第1中間部引っ張りスプリング19を介して引いて屈曲させ、第1中間部伸ばしスプリング21で伸ばす第1中間部屈曲機構22と、第1中間部に動滑車として配置されたプーリー24に巻き掛けられた第2ワイヤー23を偏心部材17で引いて、第2中間部5を、プーリー24に連結された第3ワイヤーで引いて屈曲させ、第2中間部伸ばしスプリング29で伸ばす第2中間部屈曲機構30と、指先部7を、第1中間部3に連結された第4ワイヤー32で引いて屈曲させ、第1中間部3に連結されて第4ワイヤー32と異なる経路で引き回された第5ワイヤー34で引いて伸ばす指先部屈曲機構36とを具えるものである。
請求項(抜粋):
義肢の複数本の指のうちの少なくとも一本用の可動指であって、手の甲および手のひら部分の間または足の甲および足の裏部分の間に配置される基部(1)と、その基部の先端部に第1支持軸(2)を介して揺動可能に後端部を連結された第1中間部(3)と、その第1中間部の先端部に第2支持軸(4)を介して揺動可能に後端部を連結された第2中間部(5)と、その第2中間部の先端部に第3支持軸(6)を介して揺動可能に後端部を連結された指先部(7)と、を具えており、前記基部に、第1細条部材(11)の一端部を引くアクチュエーター(12)が配置され、前記基部と前記第1中間部との連結部分に、前記基部および前記第1中間部に対して回動可能に前記第1支持軸に支持されるとともにその第1支持軸からの距離が一定でない巻き掛け部を有する偏心部材(17)が配置され、前記第1細条部材が前記第1支持軸の指内側を通って前記偏心部材の前記巻き掛け部に巻き掛けられるとともにその第1細条部材の他端部が前記偏心部材の、前記巻き掛け部が前記第1支持軸から大きく離間した側の部位に連結され、前記偏心部材のその部位が第1中間部引っ張りスプリング(19)を介して前記第1中間部の、前記第1支持軸よりも先端部寄りの部位に連結されるとともに、前記第1中間部と前記基部との間に、前記第1中間部を前記基部に対し伸びた姿勢に常時附勢する第1中間部伸ばしスプリング(21)が介挿されて、第1中間部屈曲機構(22)が構成され、前記第1中間部にその長手方向に沿って移動可能に、第2細条部材(23)が巻き掛けられたプーリー(24)が配置され、前記第2細条部材の一端部が前記第1支持軸の指外側を通って前記基部に連結されるとともにその第2細条部材の他端部が前記偏心部材の、前記第1支持軸から大きく離間した側の部位に連結され、前記プーリーの支持軸に一端部を連結された第3細条部材(27)の他端部が前記第2支持軸の指内側を通って前記第2中間部の、前記第2支持軸よりも先端部寄りの部位に連結されるとともに、前記第2中間部と前記第1中間部との間に、前記第2中間部を前記第1中間部に対し伸びた姿勢に常時附勢する第2中間部伸ばしスプリング(29)が介挿されて、第2中間部屈曲機構(30)が構成され、前記第1中間部の前記第2支持軸よりも後端部寄りの部位にその第2支持軸の指外側を通って一端部を連結された第4細条部材(32)の他端部が、前記第3支持軸の指内側を通って前記指先部の、その第3支持軸よりも先端部寄りの部位に連結されるとともに、前記第1中間部の前記第2支持軸よりも後端部寄りの部位にその第2支持軸の指内側を通って一端部を連結された第5細条部材(34)の他端部が、前記第3支持軸の指外側を通って前記指先部の、その第3支持軸よりも先端部寄りの部位に連結されて、指先部屈曲機構(36)が構成されていることを特徴とする、義肢用可動指。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (6件):
4C097AA12
, 4C097BB06
, 4C097CC01
, 4C097TA03
, 4C097TB01
, 4C097TB03
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