特許
J-GLOBAL ID:200903043838587549

抄紙工程における微生物の抑制ならびにスライム及びピッチによる堆積物処理剤

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-107154
公開番号(公開出願番号):特開平8-260392
出願日: 1993年03月30日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】【目的】製紙工場における抄紙装置は、長時間運転する間に、水中の微生物の増殖による分泌物あるいは菌体等が微細パルプ、サイズ剤および填料などと粘着物質のいわゆるスラライムを形成し、このスライムがワイヤー、フェルトなどに逐次堆積し、パルプの水切れ不良が起こし。これが原因で抄紙速度の低下あるいは、スライム堆積物のパルプ中に混入するための紙質の低下や紙切れがもとで機械の運転を停止して、掃除を行うなど、その損害は莫大なものであるが、この堆積物を水中に微細分散あるいは、微生物の殺菌および抑制を2種類の薬剤による相乗効果によって行うものである。【構成】水溶性カチオン性重合体としてジメチルジアリルアミンの繰返し単独重合から誘導される五員環の第4級アンモニウム塩型のカチオンポリマーで分子量20,000〜500,000のものと、トリ-n-アルキル-メチル-2-ヒドロキシアルキルアンモニウム有機酸塩を8:2〜2:8の割合に配合することによってスライムおよびスライム堆積物の殺菌および分散除去剤として使用するものである。
請求項(抜粋):
製紙工場の抄紙工程でスライムを形成する細菌、糸状菌、酵母類などの微生物あるいは藻類を殺滅または抑制し、スライムおよびその堆積物の発生による障害を未然に防止あるいは、既に発生したスライムおよびピッチならびにそれらの堆積物を微細に分散排除する薬剤として水溶性カチオンポリマーおよびカチオン界面活性剤を9:1〜1:9に配合による相乗効果を特徴とする抄紙工程における微生物の抑制並びにスライムおよびピッチによる堆積物処理剤。
IPC (5件):
D21H 21/04 ,  A01N 43/50 ,  D21H 17/34 ,  D21H 21/02 ,  A01N 43:36
FI (3件):
D21H 5/22 E ,  A01N 43/50 A ,  D21H 3/38

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