特許
J-GLOBAL ID:200903043845956495

溶融金属の温度管理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 登夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-012316
公開番号(公開出願番号):特開平9-201666
出願日: 1996年01月26日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】 炉からの出湯に伴う温度降下を精度良く推定し、鋳型への注湯時点における溶融金属の温度を適正温度に正しく一致させて、製品鋳塊の品質向上に寄与できるようにする。【解決手段】 温度降下量演算部31は、操業条件ファイル34から当該チャージの操業条件を読み出し、これらを所定の演算式に適用して、出鋼後から鋳込み時までの溶鋼温度の予測降下量ΔT1 を求め、降下量補正部32に与える。降下量補正部32は、鋳込みを終えた取鍋の内壁耐火物の温度測定値Tccと、操業条件ファイル34から読み出した操業条件とを用い、出鋼時に内壁耐火物の抜熱による溶鋼温度の降下量を算出する。また、操業条件ファイル34から読み出した出鋼時間に関連する操業条件を用いて出鋼に要する時間を求め、この結果に基づき出鋼中の放熱による溶鋼温度の降下量を算出する。更に、これらの算出結果によりΔT1を補正して、プロセス全体において生じる溶鋼温度の降下量ΔTを求め、出鋼時点における目標温度を設定する目標温度設定部33に与える。
請求項(抜粋):
炉中に生成された溶融金属を出湯口を経て取鍋に出湯し、該取鍋による搬送を経て鋳型に注湯して所望の鋳塊を得る一方、注湯後の取鍋を予熱して炉前に戻し、新たな出湯を受け入れるようにしたプロセスの操業中に、前記注湯時における溶融金属の温度を所定温度に保つべく、前記出湯から前記注湯までの間に生じる溶融金属の温度降下量を所定の演算式により算出し、この算出結果を前記所定温度に加えて、前記出湯時の目標温度を決定する溶融金属の温度管理方法において、前記取鍋の内壁耐火物の温度を前記注湯の完了後に測定し、この測定結果と、前記内壁耐火物の使用履歴と、次なる出湯までの間の予定時間とに基づいて、前記出湯時に前記内壁耐火物の抜熱によって生じる溶融金属の温度降下量を示す第1の補正値を算出し、前記取鍋に出湯される溶融金属の予定量と、前記出湯口の使用履歴とに基づいて、前記出湯の間の放熱によって生じる温度降下量を示す第2の補正値を算出して、前記演算式により算出された温度降下量を前記第1,第2の補正値により補正することを特徴とする溶融金属の温度管理方法。
IPC (2件):
B22D 46/00 ,  B22D 41/01
FI (2件):
B22D 46/00 ,  B22D 41/01

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