特許
J-GLOBAL ID:200903043887147775

被覆硬質合金工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-225085
公開番号(公開出願番号):特開平9-066404
出願日: 1995年09月01日
公開日(公表日): 1997年03月11日
要約:
【要約】【課題】 硬質合金母材上にアスペクト比5以下の結晶粒を有する被膜を含む多層セラミック膜を設けて耐摩耗性を向上させた工具は、被覆膜の剥離、欠損が原因となって寿命が短くなっているので、この問題を無くすことである。【解決手段】 被覆膜を構成する数層のセラミック膜(図はTiN/TiCN/Al2 O3 /TiNの4層でそれぞれアスペクト比は順に約1、約8、約2、約1)のうち、Al2 O3 膜を含む上層の膜を切れ刃稜線部の部分で部分的に又は稜線部全域にわたって除去する。Al2 O3 膜等のアスペクト比5以下の結晶粒を有する被膜は被削材との接触により脱落を生じ易く、そこを起点として溶着による膜の剥離、欠損が生じていたが、アスペクト比5以下の結晶粒を有する被膜が露出面に現れない構成とすることでこの問題が解決されて工具寿命が延びる。
請求項(抜粋):
硬質合金から成る母材の表面に多層セラミック膜の被覆を有し、その被覆膜中にはアスペクト比5以下の結晶粒を有する被膜が少なくとも一層含まれている被覆硬質合金工具において、前記被覆を構成するセラミック膜のうち、上層側から数えた何層かが被加工材との摩擦が生じる領域中少なくとも一部の領域で除去され、その除去層の中にアスペクト比5以下の結晶粒を有する被膜が少なくとも一層含まれ、除去部の表面にアスペクト比5より大の結晶粒を有する膜が露出していることを特徴とする被覆硬質合金工具。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  B23P 15/28 ,  C23C 30/00
FI (3件):
B23B 27/14 A ,  B23P 15/28 A ,  C23C 30/00 A
引用特許:
審査官引用 (3件)

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