特許
J-GLOBAL ID:200903043904751584

有機化合物添加による硫黄酸化細菌の馴養・増殖方法と還元性硫黄化合物を含む排水の生物学的処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 雅生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-279142
公開番号(公開出願番号):特開平6-106187
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 還元性硫黄化合物を酸化する硫黄酸化細菌の馴養・増殖及び還元性硫黄化合物を含む排水を高効率で生物学的に処理する。【構成】 下水、産業排水を処理する活性汚泥を曝気槽に投入する。曝気槽のpHを4.0〜7.5の範囲に、また、ORPを還元性硫黄化合物を化学的に硫酸化合物に酸化する時の自由エネルギー変化量ΔG0より計算で求めたORPに管理・制御しながら還元性硫黄化合物を含む排水と有機化合物又は有機物を含む排水を供給して硫黄酸化細菌の馴養・増殖を促進する。この後、この硫黄酸化細菌を用いて還元性硫黄化合物を含む排水の処理を行う。【効果】 硫黄酸化細菌の馴養・増殖が短期間で完了し、また、廃水のpH制御などの複雑な処理を必要とせず、また、廃水処理設備も耐酸性仕様を必要としないので、処理設備の建設費、処理コストの大幅な低減が可能になった。
請求項(抜粋):
還元性硫黄化合物を含む排水を生物学的に処理する装置の曝気槽に下水、産業廃水などの活性汚泥混合液を入れ、この曝気槽に還元性硫黄化合物を含む排水と有機化合物を供給し、排水に含まれている還元性硫黄化合物を化学的に硫酸化合物に酸化した時の自由エネルギー変化量(ΔG0)より計算で求めた酸化還元電位(ORP)を指標にして曝気槽の曝気を管理・制御し、また、曝気槽のpHを4.0〜7.5の範囲に管理・制御することを特徴とする下水、産業排水の活性汚泥に棲息する還元性硫黄化合物を酸化する硫黄酸化細菌の馴養・増殖方法。
IPC (4件):
C02F 3/34 ,  C02F 3/00 ,  C12N 1/20 ,  C12R 1:01
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特公昭56-049638
  • 特開昭55-064896
  • 特開昭55-097297

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