特許
J-GLOBAL ID:200903043910641820

内燃機関の点火時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-223376
公開番号(公開出願番号):特開平7-077146
出願日: 1993年09月08日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【目的】 内燃機関の点火時期制御において、運転中の過大ノックやトルクロスを防止すると共に、始動直後に発生する過大ノックを防止することを目的とする。【構成】 本発明では、エンジンの理想点火時期をノックフィードバックによって演算する手段として、トルクロスの小さい基本点火時期から遅角して求める手法と、過大ノックのおそれが少ない下限点火時期から進角して求める手法の2種類を有している。そしてエンジンの運転領域がノッキングし難い領域である時は前者を、ノッキングし易い領域では後者を用いて最適な点火時期へ補正する。これにより、フィードバック制御中のトルクロスの防止と、過大ノックの防止との両立が図られる。さらに本発明では、理想点火時期を示す点火時期情報がバックアップRAMに記憶され、イグニッションONによる再始動直後の点火時期演算に反映されるため、再始動直後の過大ノックをも防止することができる。
請求項(抜粋):
内燃機関に発生するノッキングを防止するために、内燃機関の運転状態に応じて点火時期をフィードバック制御する点火時期制御装置において、内燃機関の運転状態に応じて、該内燃機関の基本点火時期を演算する基本点火時期演算手段と、前記基本点火時期に応じて、遅角側の限界点火時期を演出する下限点火時期演算手段と、前記内燃機関に発生するノッキングの有無に応じて前記基本点火時期から徐々に遅角させて理想点火時期を算出する第1の点火時期演算手段と、前記内燃機関に発生するノッキングの有無に応じて前記下限点火時期から徐々に進角させて理想点火時期算出する第2の点火時期演算手段と、前記内燃機関の運転状態から、ノッキングが発生し難い運転領域か否かを判定し、ノッキングが発生し難い運転領域とみなされた時は、第1の点火時期演算手段を、ノッキングが発生し易い運転領域とみされた時は、第2の点火時期演算手段をそれぞれ選択し、選択された点火時期演算手段の演算結果を用いて前記内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御手段と、前記第1の点火時期演算手段の演算結果と、前記第2の点火時期演算手段の演算結果の少なくとも一方に基づき、理想点火時期に応じた点火時期情報を学習し、前記内燃機関の停止後も記憶保持し続けることによって、前記内燃機関の再始動直後にても前記第1の点火時期演算手段と、前記第2の点火時期演算手段へ少なくとも一方の点火時期の演算に、学習されている点火時期情報を反映させる学習手段とを備えることを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
IPC (3件):
F02P 5/152 ,  F02P 5/153 ,  F02D 45/00 376

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