特許
J-GLOBAL ID:200903043946034920

石油クラッキング工程から得られるC5留分群を分別する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山田 行一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-286554
公開番号(公開出願番号):特開2003-183188
出願日: 2002年09月30日
公開日(公表日): 2003年07月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】C5留分群からイソプレン、1,3-ペンタジエン、ジシクロペンタジエンの経済的な分別プロセスの提供。【解決手段】シクロペンタジエンの二量化及び触媒による選択的な水素添加を含む。抽出精留前に、触媒による選択的な水素添加を行ってアルキン類を除去するので、二番目の抽出精留ステップを省略することができる。結果として、溶媒回収装置が簡素化され、プロセス全体の最適化が可能となる。相応して、投資とエネルギーの消費、作業コスト、及び最終的には生産コストが大幅に削減される。
請求項(抜粋):
石油クラッキング工程から得られるC5留分群を分別する方法であって、1)石油クラッキング装置から得られるC5留分群を軽質画分除去用精留カラム1の中間部に供給して精留し、炭素原子数4以下の軽質画分を上端から取得し、C5物質群を下端から取得する軽質画分の除去ステップ;2)ステップ1)の下端からの物質群を熱二量化反応槽2Aに供給して温度60〜150°C、圧力1.0〜1.5MPaで熱二量化を行い、C5留分群中のシクロペンタジエンを二量化してジシクロペンタジエンとし、次に前記物質群を重質画分予備除去用精留カラム2Bに供給してジシクロペンタジエン、1,3-ペンタジエン及び他の重質物質群を下端から取得し、イソプレン、モノオレフィン類、アルカン類、アルキン類及びシクロペンタジエンを上端から取得する重質画分の予備除去ステップ、又は、ステップ1)からの下端物質群を重質画分予備除去用反応精留カラム2に供給して二量化反応及び精留分別プロセスを行い、C5留分群中のシクロペンタジエンを二量化してジシクロペンタジエンとするとともに、ジシクロペンタジエン、1,3-ペンタジエン及び他の重質物質群を下端から取得し、イソプレン、モノオレフィン類、アルカン類、アルキン類、シクロペンタジエン及び1,3-ペンタジエンを上端から取得する重質画分の予備除去ステップ;3)ステップ2)からの塔頂留出物を水素添加反応槽3に供給し、アルキン類を除去する為に、アルキン類に対する選択的な水素添加触媒の存在下に選択的水素添加を行う触媒水素添加ステップ;4)ステップ3)からの物質を抽出精留カラム4の中間部に供給し、溶媒及び重合阻止剤の存在下で抽出精留を行い、モノオレフィン類及びアルカン類を上端から取得し、イソプレンを豊富に含む溶媒ベ-スのC5ジエン類物質を下端から取得する抽出精留ステップ;5)ステップ4)からの溶媒ベ-スの物質をストリッピング用カラム5に供給するスト リッピングステップ;及び6)ストリッピング用カラム5の上端から得られた物質を重質画分除去用反応精留カラム6に供給して反応精留を行い、かつ未反応シクロペンタジエンを二量化してジシクロペンタジエンとし、ジシクロペンタジエン、1,3-ペンタジエン及び他の重質物質群を下端から取得し、重合グレ-ドのイソプレンを上端から取得する重質画分除去ステップ;を含む、方法。
IPC (10件):
C07C 7/04 ,  C07C 7/10 ,  C07C 7/167 ,  C07C 11/18 ,  C07C 11/20 ,  C07C 13/61 ,  C10G 7/08 ,  C10G 45/40 ,  C10G 50/00 ,  C10G 67/04
FI (10件):
C07C 7/04 ,  C07C 7/10 ,  C07C 7/167 ,  C07C 11/18 ,  C07C 11/20 ,  C07C 13/61 ,  C10G 7/08 ,  C10G 45/40 ,  C10G 50/00 ,  C10G 67/04
Fターム (13件):
4H006AA02 ,  4H006AD11 ,  4H006AD16 ,  4H006AD31 ,  4H006BC51 ,  4H006BC52 ,  4H006BD84 ,  4H006BE20 ,  4H029CA00 ,  4H029DA00 ,  4H029DA01 ,  4H029DA05 ,  4H029DA10
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭36-023015
  • 特開昭60-166631

前のページに戻る