特許
J-GLOBAL ID:200903043951907800

撮影レンズ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 憲三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-138497
公開番号(公開出願番号):特開平6-347888
出願日: 1993年06月10日
公開日(公表日): 1994年12月22日
要約:
【要約】【目的】支軸の端面に形成されたネジ孔にネジ部材を締め込み、すり割り部分を径方向に広げて、支軸の端部を軸支持用孔に密着させることにより、支軸と軸支持用孔部の寸法精度を上げることなく支軸と軸支持用孔部との間のガタを無くす。【構成】支軸36の両端部端面36Aにすり割り56を形成し、その中央部にくり貫き形成したテーパ面58を介してネジ孔60を螺刻する。ネジ孔60には皿型ネジ62を締結する。支軸36のテーパ面58の径を、皿型ネジ62の頭部63の径よりも小さめに形成し、そして、皿型ネジ62の頭部63にテーパ面64を形成する。支軸36の取り付け方法は、支軸36の両端部を軸支持用孔部54に位置させて、ネジ孔60に皿型ネジ62を締め込むと、ネジ孔60のテーパ面58に皿型ネジ62の頭部外周テーパ面64が嵌入していくことによって、すり割り56の部分が前記頭部外周テーパ面64に押されて径方向に広がり、皿型ネジ62が締結された時に軸支持用孔54に密着する。
請求項(抜粋):
撮影レンズのケーシング本体に形成された一対の軸支持用孔部に両端部が支持された支軸と、該支軸に軸受を介して回動自在に支持されると共にレンズを保持したレンズ枠体と、該レンズ枠体を前記支軸を中心に回動させて前記レンズをカメラ光軸上に挿入、又は退避させることにより撮影倍率を切り換える撮影倍率切換機構と、を備えた撮影レンズに於いて、前記支軸の端面のうち、少なくとも一方の端面に、すり割りとネジ孔とを形成し、前記ネジ孔の入口部内周面、若しくは該ネジ孔に螺合されるネジ部材の頭部外周面のうち少なくとも一方の面をテーパ状に形成し、前記ネジ孔に前記ネジ部材を螺合することにより前記支軸のすり割り部分を径方向に広げて支軸の端部を前記軸支持用孔に密着させるようにしたことを特徴とする撮影レンズ。

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