特許
J-GLOBAL ID:200903043960720900

耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-031104
公開番号(公開出願番号):特開平5-263137
出願日: 1992年02月18日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法。【構成】 耐食性はC≦0.05%、Cr:11〜17%あるいはさらにMo:0.3〜2.0%とすれば良好である。またTi,Zr,REMを微量添加することで実質的に低Pとなり耐SSC性が向上する。熱間加工性はC%+0.8N%>0.06を満足し、Ni:1.5〜5%を、あるいはさらにCu:0.5〜2%を添加すれば良好となる。【効果】 耐食性については、C量の制限とCr,Moの添加により向上する。耐SSC性はTi,Zr,REM添加により固溶Pが低減し、向上する。また、熱間加工性はC,NのバランスとNiまたはNi+Cuの添加による熱間加工域でのδフェライト相分率の低減と形態制御により良好となる。さらに限定されたオーステナイト化温度により細粒となり耐SSC性および靭性が向上する。
請求項(抜粋):
重量%で、C ≦0.05%、Si≦0.50%、Mn≦1.0%、P ≦0.03%、S ≦0.01%、Cr:11〜17%、Ni:1.5〜5%、Al≦0.05%、N :0.02〜0.1%で、かつC%+0.8N%>0.06を満足し、さらにTi:0.005〜0.1%、Zr:0.01〜0.2%、REM:0.003〜0.4%の1種または2種以上を含み、残部が実質的にFeおよび不可避的不純物からなる鋼を熱間加工した後室温まで自然放冷後、Ac3 変態点+10°C〜Ac3 変態点+200°Cに再加熱した後、室温まで空冷以上の速度にて冷却し、続いて、Ac1 変態点以下の温度で焼きもどし処理することを特徴とする耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法。
IPC (5件):
C21D 9/08 ,  C21D 8/10 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/40 ,  C22C 38/50
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-075337
  • 特開昭59-173245

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