特許
J-GLOBAL ID:200903043964780214

ワイパアーム及び車両用ワイパ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-202779
公開番号(公開出願番号):特開平11-043019
出願日: 1997年07月29日
公開日(公表日): 1999年02月16日
要約:
【要約】【課題】 車両走行時における風切り音を大幅に低減することができるワイパアーム及び車両用ワイパ装置を得る。【解決手段】 車両用ワイパ10のワイパアーム12は、リテーナ16を備えている。リテーナ16を構成する一対の側壁18と側壁20は、先端エッジ部18Aと先端エッジ部20Aが互いに接近する方向にオーバーハングされて全体として断面逆三角形状に形成されており、さらに、相対気流の下流側に位置する先端エッジ部20Aの上壁22からの高さは、上流側に位置する先端エッジ部18Aよりも低く設定されている。これにより、相対気流は側壁18から側壁20に沿って乱流となることなくスムーズに流れ、側壁18の後方において渦流が発生し難い。したがって、渦流が側壁20に当たってキャビティトーンが生じることがなく、また渦流自体による風切り音も生じない。
請求項(抜粋):
車両に設けられた回動軸に固定されたアームヘッドと、互いに対向し合う一対の側壁と前記両側壁の上端部間に連続する上壁とによって一側が開口する断面コ字状に形成されたリテーナ部を有し、前記リテーナ部の開口側が払拭面側へ向く状態で前記アームヘッドに回動自在に軸支されると共に、先端にワイパブレードが連結されるアーム体と、前記アームヘッドとアーム体とに掛け渡され、前記アーム体を払拭面方向に押圧する弾性手段と、を備えるワイパアームであって、前記アーム体は、その長手方向の所定範囲に渡って、前記リテーナ部の一対の側壁をその先端エッジ部が互いに接近する方向に共にオーバーハングさせ、かつ、前記オーバーハングされた一対の側壁のうち、相対気流の下流側に位置する後面側の側壁における先端エッジ部の前記上壁からの高さを、相対気流の上流側に位置する前面側の側壁における先端エッジ部の前記上壁からの高さよりも低くした、ことを特徴とするワイパアーム。

前のページに戻る