特許
J-GLOBAL ID:200903043972384972

車両用冷房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-236587
公開番号(公開出願番号):特開2001-058512
出願日: 1999年08月24日
公開日(公表日): 2001年03月06日
要約:
【要約】【課題】 放冷性能のばらつきを抑制して、安定した保冷性能を確保できる車両用冷房装置を提供すること。【解決手段】 ECUは、停車指令を受けて遅延運転モードを実行する。この遅延運転モードでは、冷媒圧縮機3が所定時間だけ遅延運転されることにより、冷房用膨張弁5で減圧された冷媒の一部が蓄冷ユニット8へ供給されて凝縮液化し、蓄冷ユニット8内に保持される。その後、冷媒圧縮機3の遅延運転が終了すると放冷モードへ移行する。この放冷モードでは、蓄冷ユニット8と冷媒蒸発器6とでヒートパイプが構成され、冷媒蒸発器6で蒸発したガス冷媒が蓄冷ユニット8内へ流れ込み、蓄冷ユニット8内に保持されている液冷媒が冷媒蒸発器6へ流れ込む。その結果、蓄冷ユニット8に蓄えられた冷熱が冷媒蒸発器6へ順次移動して、冷媒蒸発器6で放冷され、冷却された空気が送風ファン15により車室内に送風されて車室内を保冷する。
請求項(抜粋):
エンジンにより駆動される冷媒圧縮機を有し、この冷媒圧縮機の入口側に冷媒蒸発器と蓄冷ユニットとを並列に接続して、前記冷媒蒸発器の入口と蓄冷ユニットの入口とを連通するバイパス通路、及びこのバイパス通路を開閉する開閉弁を設け、冷房モード時には前記冷媒蒸発器に低温冷媒が流れ、蓄冷モード時には前記蓄冷ユニットに低温冷媒が流れ、放冷モード時には前記蓄冷ユニットと冷媒蒸発器とでヒートパイプを構成して前記蓄冷ユニットに蓄えられている冷熱が前記冷媒蒸発器へ移動するように設けられた冷凍サイクルと、エンジンを停止させるための停車指令が出力されてから、前記開閉弁を開いた状態で前記冷房モードを選択し、且つ前記エンジン及び冷媒圧縮機を所定時間継続して運転する遅延運転制御手段と、この遅延運転制御手段の終了後、前記冷房モードから前記放冷モードに切り換える放冷モード実行手段とを備えている車両用冷房装置。

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