特許
J-GLOBAL ID:200903043982791487

誤差補正機能付き位置検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安形 雄三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-089391
公開番号(公開出願番号):特開平5-256638
出願日: 1992年03月13日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 2相正弦波信号に含まれる振幅誤差、位相誤差、直流オフセットを簡単にかつ安価な演算処理回路を用いて検出し、さらに自動的に補正することによって常に高精度な位置検出を行なうことのできる誤差補正機能付き位置検出装置を実現する。【構成】 2相正弦波x,yについてx=0となる時のyの瞬時値y1,y2と、y=0となる時のxの瞬時値x1,x2と|x|=|y|となるときのxの瞬時値x3,x4を記憶する記憶手段と、x1,x2,y1,y2,x3,x4から振幅誤差、位相誤差、直流オフセットを演算する誤差演算手段と、これらの検出された各誤差を用いて2相正弦波信号を補正して理想的な2相正弦波信号を得る誤差補正手段と、このようにして得られた理想的な2相正弦波からtan逆変換によって回転角を検出する位置検出部とを設ける。
請求項(抜粋):
移動体の移動距離θに応じて、互いに位相の異なる第1及び第2の2相正弦波信号x及びyを出力する検出部と;前記第1の正弦波信号をx=1/A・(cosθ-K・sinθ)+C、前記第2の正弦波信号をy=sinθ+dと表わしたとき、x=0となる時点におけるyの瞬時値y1及びy2と、y=0となる時点におけるxの瞬時値x1及びx2と、|x|=|y|となる時点におけるx又はyの瞬時値x3及びx4、又はy3及びy4とを記憶する記憶手段と;前記記憶手段に記憶されているy1,y2,x1,x2,x3又はy3,x4又はy4を用いて、前記2相正弦波信号x及びyの直流オフセットを表わすC,d及び振幅の差を表わすA,位相の差を表わすKをそれぞれ演算する誤差演算手段と;前記誤差演算手段によって求めたC,d,A,Kを用いて、前記2相正弦波信号x及びyから、互いに位相が90°異なり振幅が等しく、かつ直流オフセット成分のない第3及び第4の2相正弦波信号x′=cosθ及びy′=sinθを求める誤差補正手段と;前記第3及び第4の2相正弦波信号x′及びy′からθ=tan-1(y′/x′)の演算に基づいて前記移動体の移動距離θを求める位置検出部とを具備したことを特徴とする誤差補正機能付き位置検出装置。
IPC (2件):
G01B 21/00 ,  G01D 5/245 102
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平3-170011
  • 特開昭64-049183
  • 特開平3-116553
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