特許
J-GLOBAL ID:200903043990031491

内燃機関の燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-016634
公開番号(公開出願番号):特開平7-224708
出願日: 1994年02月10日
公開日(公表日): 1995年08月22日
要約:
【要約】【目的】 インジェクタの通電遮断時に発生する逆起電圧を放出する消弧回路にツェナーダイオードを使用した燃料噴射制御装置において、インジェクタにおける燃料の低流量域での燃料噴射量誤差を簡単な構成で防止できるようにする。【構成】 エンジンの運転状態に応じて有効噴射パルス幅TAUE を算出し(110〜160,300)、有効噴射パルス幅TAUE に基づき燃料噴射量誤差を補正のための補正噴射パルス幅TH を算出し(170)、バッテリ電圧BATに応じてインジェクタ6の無効噴射パルス幅TV を算出する(190)。そして、算出した有効噴射パルス幅TAUE ,補正噴射パルス幅TH ,及び無効噴射パルス幅TV を加算することにより、インジェクタ6の通電時間を表わす最終噴射パルス幅TAUを算出する(200)。この結果、消弧回路としてツェナーダイオードを備えた装置であっても、燃料の極低流量域にて生じる噴射量誤差を常に正確に補正することができるようになる。
請求項(抜粋):
通電により開弁して内燃機関に燃料を噴射供給する電磁弁と、直流電源から上記電磁弁に電源供給を行なうための電流経路に設けられたスイッチング素子と、内燃機関の運転状態に応じて、上記スイッチング素子をONして上記電磁弁から燃料噴射を実行させる有効噴射時間を算出する有効噴射時間算出手段と、上記直流電源の電源電圧に基づき、上記スイッチング素子のON時に上記電磁弁から燃料が噴射されない無効噴射時間を算出する無効噴射時間算出手段と、上記燃料噴射時間と上記無効噴射時間とに基づき、上記スイッチング素子をONして上記電磁弁を通電する駆動時間を算出する駆動時間算出手段と、を備えた内燃機関の燃料噴射制御装置において、通電時に上記電磁弁に蓄えられた磁気エネルギによって上記スイッチング素子のターンオフ時に上記電流経路に発生する逆起電圧を放出させる消弧回路としてツェナーダイオードを備えると共に、上記有効噴射時間算出手段にて算出された有効噴射時間又は該有効噴射時間に対応した所定のパラメータに基づき、上記電磁弁の磁気特性によって生じる燃料噴射誤差を補正するための噴射時間補正値を算出する補正値算出手段を備え、上記駆動時間算出手段が、上記有効噴射時間と上記無効噴射時間と上記噴射時間補正値とを加算して、上記駆動時間を算出することを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
IPC (4件):
F02D 41/20 330 ,  F02D 41/22 330 ,  F02D 45/00 312 ,  F02D 45/00 364

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