特許
J-GLOBAL ID:200903044017714824

OFDMダイバーシティ受信機の信号合成方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-260868
公開番号(公開出願番号):特開平10-107777
出願日: 1996年10月01日
公開日(公表日): 1998年04月24日
要約:
【要約】【課題】 常に受信品質の劣化を回避しつつ、ガードインターバル期間を越えて遅延した信号や前ゴースト等の信号合成を可能とし、受信状況に応じた適応的な信号合成が可能なOFDMダイバーシティ受信機を提供する。【解決手段】 主受信空中線1による主受信信号に予め固定遅延時間処理を行い、そのフレーム同期確立後にタイミング信号を生成して、可変の遅延時間処理を施した副受信空中線2による副受信信号について主受信信号に対する遅延または進み時間の検出を行い、可変の遅延時間を補正した後に合成し、その合成信号を復調するように構成することで、副受信空中線2による副受信信号が主受信信号に対してガードインターバル時間以上に遅延している場合や時間進みが生じている場合であっても、時間差のない完全に一致した状態で合成回路5で合成できるようにする。
請求項(抜粋):
2つの異なる指向性を持つ主受信空中線と副受信空中線を装備し、各空中線で得られる主受信信号と副受信信号を合成するダイバーシティ受信方式により、同期シンボル期間及びガードインターバル期間を有するOFDM(直交周波数分割多重)方式のOFDM信号を受信するOFDMダイバーシティ受信機において、前記主受信信号及び副受信信号に各々異なる遅延時間処理を施す遅延処理手段と、この手段で各々遅延された主受信信号及び副受信信号の受信時間差を検出する受信時間差検出手段と、この手段で得られる受信時間差が少なくとも前記ガードインターバル期間に入るように、前記遅延処理手段の遅延時間を制御する遅延時間制御手段と、前記遅延処理手段により各々遅延された主受信信号及び副受信信号を取り込み、前記受信時間差が前記ガードインターバル期間外であるとき主受信信号のみを出力し、ガードインターバル期間内であるとき前記主受信信号に副受信信号を合成して出力する合成手段と、この合成手段から出力される主受信信号または合成受信信号の同期シンボル期間からフレーム同期信号及びクロック信号を再生し、このフレーム同期信号に基づいてOFDM復調を行う復調手段とを具備することを特徴とするOFDMダイバーシティ受信機。
IPC (3件):
H04L 1/06 ,  H04J 11/00 ,  H04L 1/02
FI (3件):
H04L 1/06 ,  H04J 11/00 Z ,  H04L 1/02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 移動中継装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-334511   出願人:日本電気株式会社

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