特許
J-GLOBAL ID:200903044021538410

給油装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三戸部 節男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-344813
公開番号(公開出願番号):特開平7-172494
出願日: 1993年12月20日
公開日(公表日): 1995年07月11日
要約:
【要約】【目的】 油種判別機能付の給油装置において、複数の給油系統に対して同時期に強制排出処理を行うときに、強制排気排出処理を早く行う。【構成】 それぞれの給油系統A,B,Cに設けられたベーパ吸引配管34,35,36には、それぞれのベーパ吸引配管34,35,36内を流れる大気の流量を計測する流量センサ53,54,55が配設されている。この流量センサ53,54,55から出力される流量信号に基づき、計測値が一のベーパ吸引配管に対しての排気を終了させる基準となる所定の排気流量になったときに、当該給油系統の開閉弁を閉弁する。
請求項(抜粋):
一端が送液手段に接続され、途中には流量計が配設された給油管路の他端に、先端に給油ノズルを備えた給油ホースの基端を接続してなる給油系統を複数設け、該各給油系統毎に、給油作業の開始を給油ノズルの操作に基づき検出する給油作業開始検出手段と、一端が前記給油ノズルの先端側に開口し、他端が前記給油ホースに沿って延設されて吸気手段に連通されたベーパ吸引管路と、該ベーパ吸引管路の途中に設けられ、前記給油ノズルが挿入された燃料タンク内の残存油液の油種を検出するために、前記吸気手段によって当該ベーパ吸引管路の開口から吸引される雰囲気中の油蒸気濃度を検出する油種検出センサと、前記給油作業開始検出手段の給油作業の開始検出により、該油種検出センサからの検出信号に基づき得られた前記給油ノズルが挿入された燃料タンク内の残存油液の油種と、前記送液手段から供給される油種とを比較し、この比較結果に基づき前記送液手段による油液の送液を許容・禁止する異油種判別制御手段とを設けてなる給油装置において、前記各給油系統毎に、一端が前記複数の給油系統に対して共通の排気手段に接続されるとともに他端が当該給油系統のベーパ吸引管路に接続されて、該排気手段から排出される大気を前記油種検出センサに導入するための排気管路と、前記排気管路に設けられて前記油種検出センサと前記排気手段とを連通・遮断し、前記異油種判別制御手段による油種判別後に開弁されて前記油種検出センサと前記排気手段とを連通する弁手段と、前記油種検出センサ及びベーパ吸引管路に前記排気手段から供給される大気の流量を検出する流量検出手段と、前記弁手段の前記油種検出センサと前記排気手段との連通による油蒸気クリーニング状態毎に、前記流量検出手段からの流量検出信号に基づいて、前記油種検出センサ及びベーパ吸引管路に前記排気手段から供給される大気の積算流量を計測する排気流量計測手段と、前記油種検出センサ及びベーパ吸引管路の油蒸気クリーニングのために必要な大気の積算排気流量が予め記憶された排気流量記憶手段と、前記油蒸気クリーニング状態で、前記排気流量計測手段による計測値が前記排気流量記憶手段に記憶された記憶値になったか否かを比較し、当該計測値が記憶値になった場合には、前記弁手段を閉弁して前記油種検出センサと排気手段との連通を遮断する排気制御手段とを設けてなることを特徴とする給油装置。

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