特許
J-GLOBAL ID:200903044067430126

脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-307354
公開番号(公開出願番号):特開平9-140680
出願日: 1995年11月27日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 生体の動脈内を伝播する脈波の伝播速度を測定する機能も有する、オシロメトリック式自動血圧測定装置において、血圧測定中に何等かの事情により心拍毎に血圧値が変化しても、血圧測定精度に重大な影響が及ぼされないようにする。【解決手段】 この装置により測定されるカフ脈波の伝播速度VM1の変化値が所定値以下になったと変化値判定手段86により判定されてから、伝播速度算出手段84により逐次算出される複数個のカフ脈波の伝播速度VM1に基づいて、予想伝播速度決定手段90により予想伝播速度が逐次決定される。そして、脈波修正手段92により、この予想伝播速度と実際に測定されたカフ脈波の伝播速度との差に基づいて、予め設定される所定の関係から求められる振幅値、或いはカフ圧値が加算されることにより、前記血圧決定手段80に用いられるカフ脈波の修正が行われる。
請求項(抜粋):
生体の一部に巻回されたカフの圧迫圧力を変化させる過程で、該カフに心拍に同期して発生する脈波を検出し、該脈波の振幅の変化に基づいて該生体の血圧値を決定する血圧決定手段を備えた形式の脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置において、該生体に接触される電極を通して該生体の心電誘導波形を検出する心電誘導装置と、前記カフの圧迫圧力を変化させる過程で該カフに発生する脈波を検出する脈波センサと、前記心電誘導装置により検出される心電誘導波形の周期毎に発生する所定の部位から、前記脈波センサにより検出される脈波の周期毎に発生する立ち上がり部位までの時間差を算出する時間差算出手段と、該時間差算出手段により算出される時間差に基づいて該脈波の伝播速度を算出する伝播速度算出手段と、該伝播速度算出手段により算出される該脈波の伝播速度の前記カフ圧に対する変化が所定値以下になったか否かを判定する変化値判定手段と、前記血圧決定手段により用いられる脈波のうち、該変化値判定手段により前記脈波の伝播速度のカフ圧に対する変化が所定値以下となったと判定された領域内における複数の脈波伝播速度群からのずれを生じた脈波伝播速度に対応する脈波を、該ずれに基づいて修正する血圧決定用脈波修正手段とを、含むことを特徴とする脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置。

前のページに戻る