特許
J-GLOBAL ID:200903044073329585

クレーンの巻き下げ衝突防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-326576
公開番号(公開出願番号):特開平10-167663
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】 隣に段積みされた被搬送物(コンテナ等)等の障害物がある場所に、これらの障害物との衝突を防止しながら速やかに被搬送物を巻き下げて行くことを可能にするクレーンの巻き下げ衝突防止装置を提供する。【解決手段】 コンテナ検出装置8と、ロープ巻き速度検出装置と、隣接コンテナまでの距離を検出する距離計と、ロープ長検出装置と、これらの検出信号に基づき、コンテナ検出装置8がONになったとき、一旦巻き下げ停止動作に入り、所定の比率で巻き下げ速度の減少を開始するが、この間にも巻き下げ残り距離と通常停止距離とを演算しておき、ロープ長検出装置によって検出するロープ長から演算する振れの1周期の間コンテナ検出装置がOFFとなり巻き下げるコンテナ11が隣接コンテナに衝突する危険性がなくなったと判断した後、巻き下げ残り距離が通常停止距離よりも大きければ巻き下げを再開し、巻き下げ残り距離が通常停止距離以下であれば緊急停止動作に入るように、巻き上下駆動モータ25を制御して巻き下げ速度を制御する制御手段とを備えて構成する。
請求項(抜粋):
巻き上下駆動モータと、この巻き上下駆動モータによって駆動される巻き上下装置と、この巻き上下装置によって巻き込み又は繰り出されるロープと、このロープを介して前記巻き上下装置から吊り下げられ同巻き上下装置によって巻き上げ又は巻き下げられる吊り具とを備えたクレーンにより、前記吊り具で保持した被搬送物を同吊り具と共に巻き下げて目標位置に段積み又は着床する際に、前記被搬送物と、前記目標位置に隣接する段積みされた他の被搬送物等の障害物との衝突を防止するクレーンの巻き下げ衝突防止装置であって、前記吊り具又は前記吊り具に装着されたスタッキングガイド等の構造物に設置し、前記障害物の有無を検出する障害物検出手段と、前記被搬送物の巻き下げ速度を検出する速度検出手段と、前記障害物の上面までの距離を検出する距離検出手段と、前記ロープの長さを検出するロープ長検出手段と、前記障害物検出手段、速度検出手段、距離検出手段及びロープ長検出手段の検出信号に基づき、前記障害物検出手段がONになったとき、一旦巻き下げ停止動作に入り、所定の比率で巻き下げ速度の減少を開始するが、この間にも巻き下げ残り距離と通常停止距離とを演算しておき、所定の期間前記障害物検出手段がOFFとなり巻き下げる前記被搬送物が前記障害物に衝突する危険性がなくなったと判断した後、前記巻き下げ残り距離が前記通常停止距離よりも大きければ巻き下げを再開し、前記巻き下げ残り距離が前記通常停止距離以下であれば緊急停止動作に入るように、前記巻き上下駆動モータを制御して前記被搬送物の巻き下げ速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするクレーンの巻き下げ衝突防止装置。

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