特許
J-GLOBAL ID:200903044089880257

光線路特性の自動解析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋田 収喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-193229
公開番号(公開出願番号):特開平7-049288
出願日: 1993年08月04日
公開日(公表日): 1995年02月21日
要約:
【要約】【目的】 光線路の接続損失、ケーブル損失、反射量、これらの発生位置及び故障発生位置を求め、これらを表示する光線路特性の自動解析方法を提供する。【構成】 光線路特性の自動解析方法において、光パルス試験器の測定条件を対象線路に合わせて適切に設定した後測定し、得られたデータを、損失を座標データとしてコンピュータに取り込み、ケーブル区間の損失、コネクタ接続位置における接続損失と反射量、融着接続位置における接続損失、全線路損失を求め、求められたケーブル区間損失、接続損失、反射量、これらの発生位置、全線路損失、故障位置を表示する。
請求項(抜粋):
光パルス試験器を用いて光線路の光学特性を測定し、得られた測定データをコンピュータを使用して自動的に光線路の接続損失、ケーブル損失、反射量、これらの発生位置及び異常発生位置を求めて表示する光線路特性の自動解析方法において、光パルス試験器の測定条件を対象線路に合わせて適切に設定した後測定する第1の処理段階と、前記光パルス試験器から得られたデータを、損失を表す縦軸Yと距離を表す横軸Xを座標データ(Xi,Yi)としてコンピュータに取り込み、ケーブルフラグをKとしたケーブルデータ列(K,Xi)を作成する第2の処理段階と、各座標における微係数列(dYi/dXi,Xi)を作成する第3の処理段階と、前記微係数列の符号がプラスまたは零からマイナスへと変化する点をデータのピーク位置とし、該ピークの位置を基準として近端方向及び遠端方向にパルス幅区間の各ポイントの微係数(dYi/dXi,Xi)が、ケーブルの場合と比較して誤差範囲内となる近端部分のポイント(fs)及び遠端部分のポイント(fe)を求め、求めた該区間(fs〜fe)のケーブルフラグをFとしてケーブルデータ列を(F,Xfs〜fe)と書き換える第4の処理段階と、前記Xfsより遠端側のデータYがノイズレベル以下となる場合は、そのXfsを線路の終端Leとし、ノイズレベル以下にならない場合は、最後のXfsを線路の終端Leとする第5の処理段階と、該終端Leがデータベース上の線路長と計測誤差を含んで一致するかどうかを判定し、一致しない場合は、線路に故障ありと判断し、故障の表示及び故障位置が終端Leであると表示する第6の処理段階と、前記微係数列(dYi/dXi,Xi)の微係数がケーブルの場合より大きく変化する範囲(js〜je)のケーブルフラグをJとしてケーブルデータ列を(J,Xjs〜je)と書き換える第7の処理段階と、前記Xjsより遠端側のデータがノイズレベル以下でしかも前記第5の処理段階で求めた終端Leより近端の場合、前記Xjsを線路の終端Leとする第8の処理段階と、終端Leがデータベース上の線路長と計測誤差を含んで一致するかどうかを判定し、一致しない場合は、線路に故障ありと判断し、故障の表示及び故障位置が終端Leであると表示する第9の処理段階と、ケーブルデータ例でケーブルフラグがKとなる区間をケーブル区間、ケーブルフラグがFとなる各区間の最初の位置をコネクタ接続位置、ケーブルフラグがJとなる各区間の最初の位置を融着接続位置とする第10の処理段階と、前記ケーブル区間の損失、コネクタ接続位置における接続損失と反射量、融着接続位置における接続損失、全線路損失を求める第11の処理段階と、該第11の処理段階で求められたケーブル区間損失、接続損失、反射量、これらの発生位置、全線路損失、故障位置を表示する第12の処理段階とを有することを特徴とする光線路特性の自動解析方法。
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開昭64-079637
  • 特開平2-223840
  • 特開平4-083140
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