特許
J-GLOBAL ID:200903044160778400

車両用空調装置の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-089830
公開番号(公開出願番号):特開平8-282241
出願日: 1995年04月14日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】【目的】 安価な構成で、加速、登坂時のエンジンの負担の増加をなくし、吹出し温度の上昇を抑制する。【構成】 エバ前温度センサ15の検知温度とエバ後温度センサ11の検知温度との温度差と、冷媒圧縮機2の回転数の比に基づいて冷媒圧縮機2の稼働率を算出し、稼働率が低いほど冷媒圧縮機2の作動、停止の基準温度を高く設定する。車両の加速、登坂時にエンジン8の回転数が上昇して冷媒圧縮機2の回転数が上昇すると稼働率は低下するため、基準温度が高くなり、エバ後温度の方が高くなるため、冷媒圧縮機2が停止し、エンジン8の負担が減少する。エバ後温度の方が高い場合には、冷却能力が必要な場合であり、このとき、冷媒圧縮機2は継続して作動するため、吹出し温度が上昇しない。冷媒圧縮機2の回転数としてエンジン8の回転数を利用して稼働率を算出できるため、別途の部品が必要ない。
請求項(抜粋):
車室内へ空気を送るためのダクト内に蒸発器が配された冷凍サイクルの冷媒圧縮機を車両走行用エンジンによって駆動する車両用空調装置であって、前記蒸発器を通過した空気温度を検知する空気温度検知手段と、該空気温度検知手段の検知温度に応じて前記冷凍サイクルにおける冷媒圧縮機の作動、停止を制御する圧縮機制御手段とを備えた車両用空調装置の制御装置において、前記圧縮機制御手段は、前記蒸発器を通過する前の前記ダクト内の空気温度と前記蒸発器を通過した直後の前記ダクト内の空気温度との温度差と、前記ダクト内の風量と前記冷媒圧縮機の回転数との比に基づいて前記冷媒圧縮機の稼働率を算出する稼働率算出手段と、前記冷媒圧縮機の作動、停止を制御するための基準温度の少なくとも停止温度を、前記稼働率算出手段に算出される前記稼働率が低いほど高く設定する基準温度設定手段とを具備することを特徴とする車両用空調装置の制御装置。

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