特許
J-GLOBAL ID:200903044172294432
真空密閉保存容器およびこの容器を用いた生鮮食品の保存方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-182555
公開番号(公開出願番号):特開平10-024966
出願日: 1996年07月11日
公開日(公表日): 1998年01月27日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 主として非加熱食品、乾燥食品、生鮮食品の保存、又は電子部品、金属部品等の防錆保存のための真空密閉保存容器を提供する。【解決手段】 バリヤー性、可撓性かつ復元性を有する合成樹脂製の容器本体3と蓋1とからなり、蓋1は、ゴム又は軟質樹脂と硬質樹脂とによって形成された逆止弁4と、蓋の周縁に連設されたパッキングケース2とを備え、パッキンケース内にはゴム又は軟質樹脂からなるパッキン6が装着され、かつ蓋1の裏面には脱酸素剤を収納したケース11が嵌着されている真空密閉保存容器。この容器に、保存対象物を入れ、蓋1に押圧を加えて容器内の空気の一部を排出して容器を初期密閉すれば、容器内に併存する脱酸素剤により容器内の酸素は十分に吸着除去され、酸素の分圧分だけ容器内の減圧が強くなり、容器はより強力に密閉されてリークすることなく保存対象物の長期保存が可能となる。
請求項(抜粋):
バリヤー性、可撓性かつ復元性を有する合成樹脂製の容器本体3と蓋1とからなる真空密閉保存容器であって、蓋1は、弁座凹部4′内に容器本体3内の気体を通気孔5を通じて容器本体外へのみ一方的に抵抗なく流出するように構成された逆止弁4と、蓋1の周縁に連設されたパッキンケース2とを備え、パッキンケース2内にはバリヤー性を有するゴムまたはゴム状弾性体からなるパッキン6が装着されており、さらに蓋1の裏面には保存容器内の酸素を十分に吸収除去し得る量の脱酸素剤11aを収納したケース11が蓋1の裏面に設けた係合手段に着脱自在に嵌着されており、しかして容器本体3内に保存物を入れた後、蓋1および容器本体3をパッキン6を介して気密に接触させた状態で、蓋1の押圧により、真空密閉保存容器内の空気の一部を通気孔5を通じて外部に流出させ、次いで蓋1の押圧を解除することで真空密閉保存容器内が減圧されて生ずる該容器内外の圧力差により蓋1および容器本体3をパッキン6を介して気密に密着させると共に、逆止弁4により通気孔5を閉塞させ、かくして真空密閉保存容器が密閉されると前記ケース11内の脱酸素剤により真空密閉保存容器内の酸素が実質的に十分に吸収除去され、その結果真空密閉保存容器は酸素の分圧相当分だけ強化された減圧度を以てより強く密閉された状態になり、一方真空密閉保存容器から保存物を取り出す際は、逆止弁4のつまみ4kを持ち上げて通気孔5から外気を保存容器内に流入させれば蓋1が解放されて反復使用できるようにしたことを特徴とする真空密閉保存容器。
IPC (2件):
B65D 81/20
, A23L 3/00 101
FI (2件):
B65D 81/20 B
, A23L 3/00 101 A
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