特許
J-GLOBAL ID:200903044249196587
静油圧式無段変速機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-176902
公開番号(公開出願番号):特開平7-035234
出願日: 1993年07月16日
公開日(公表日): 1995年02月07日
要約:
【要約】【目的】変速比が1の状態で偏心輪を同心位置としてモータシリンダ孔の外側油路との連通を遮断するようにして伝達効率を向上させるようにした静油圧式無段変速機において、中間変速段で充分な流路面積を確保して伝達効率の損失を抑えるとともにトップ状態近傍での変速比の連続性を確保し、さらに偏心輪の同心位置精度を向上させる。【構成】偏心位置側に向けてばね付勢された偏心輪64に、そのばね付勢力に抗して偏心輪64を同心位置側に駆動する偏心輪駆動装置1351 が連結され、該偏心輪駆動装置1351 は、モータ斜板が傾倒姿勢から起立姿勢に姿勢を変化させる過程では該起立姿勢近傍に設定された所定傾倒角度で偏心輪64を同心位置側に駆動し、モータ斜板が起立姿勢から傾倒姿勢に姿勢を変化させる過程では前記所定傾倒角度で偏心輪64を偏心位置に復帰させる。
請求項(抜粋):
油圧ポンプ(P)のポンプシリンダ(7)ならびに油圧モータ(M)のモータシリンダ(17)を同軸上に有するシリンダブロック(B)がケーシング(4)に回転自在に支承され、シリンダブロック(B)の回転軸線に直交する起立姿勢と該起立姿勢から傾倒した傾倒姿勢との間での無段階の姿勢変化を可能としてモータ斜板(20)がケーシング(4)に支承され、モータシリンダ(17)に環状配列で設けられた多数のモータシリンダ孔(18)にそれぞれ摺動自在に嵌合されるモータプランジャ(19)の突出端が前記モータ斜板(20)に係合され、前記シリンダブロック(B)には、環状の内側油路(52)および環状の外側油路(53)が同心に設けられるとともに前記多数のモータシリンダ孔(18)を前記内側油路(52)および外側油路(53)に交互に連通させる多数の分配弁(62)がシリンダブロック(B)の半径方向に沿う外方位置および内方位置間の往復動を可能として放射状に配設され、全ての分配弁(62)の外端が、シリンダブロック(B)と同心の同心位置ならびにシリンダブロック(B)に対して偏心した偏心位置との間の移動を可能としてシリンダブロック(B)を囲繞する偏心輪(64)に係合される静油圧式無段変速機において、偏心位置側に向けてばね付勢された偏心輪(64)に、そのばね付勢力に抗して偏心輪(64)を同心位置側に駆動する偏心輪駆動装置(1351 ,1352 )が連結され、該偏心輪駆動装置(1351 ,1352 )は、偏心輪(64)に連接される駆動部材(1361 ,1362 )と、油圧作用時に駆動部材(1361,1362 )で偏心輪(64)を同心位置側に駆動すべく該駆動部材(1361,1362 )に連結される油圧シリンダ(1371 ,1372 )と、モータ斜板(20)が傾倒姿勢から起立姿勢に姿勢を変化させる過程では該起立姿勢近傍に設定された所定傾倒角度で油圧シリンダ(1371 ,1372 )に油圧を供給するがモータ斜板(20)が起立姿勢から傾倒姿勢に姿勢を変化させる過程では前記所定傾倒角度で油圧シリンダ(1371 ,1372 )から油圧を解放する油圧制御弁手段(1381 ,1382 )とを備えることを特徴とする静油圧式無段変速機。
IPC (2件):
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