特許
J-GLOBAL ID:200903044319307470

切削工具用超硬合金

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-319116
公開番号(公開出願番号):特開平6-065671
出願日: 1992年11月30日
公開日(公表日): 1994年03月08日
要約:
【要約】【構成】硬質相成分として炭化タングステンに、TiC,TaC,TiN等を含み、結合相成分としてCoをそれぞれ含み、かつコバルトタングステン炭化物を含有し、X線回折測定でコバルトタングステン炭化物のピークのうち最も強度の高いピークの強度をI1 、WCの(001)のピーク強度をI2 とした時、I1/I2 で表されるピーク強度比が0より大きく、0.15以下の超硬合金を用いる。この時、表面に厚さ0.1〜10μmの硬質層を形成するとともに、この硬質層を、周期律表第4a族元素およびAlの炭化物,窒化物,炭窒化物,酸化物のうち少なくとも一種からなる化合物により形成することがある。【効果】ステンレス等の難削材に対する耐欠損性、耐摩耗性が大幅に改善され、工具寿命を延長することができる。
請求項(抜粋):
硬質相成分として炭化タングステンを、結合相成分としてコバルトをそれぞれ含み、かつCo3 W3 C,Co6 W6 C,Co2 W4 CおよびCo3 W9 C4 から選ばれる少なくとも1種のコバルトタングステン炭化物を含有する超硬合金であって、X線回折測定における前記コバルトタングステン炭化物のCo3 W3 Cの(333)と(511)の合成ピーク、Co6 W6 Cの(333)と(511)の合成ピーク、Co2 W4 Cの(333)と(511)の合成ピークおよびCo3 W9 C4 の(301)のピークのうちの最大ピークの強度をI1 、WCの(001)のピーク強度をI2 とした時、I1 /I2 で表されるピーク強度比が0より大きく、0.15以下であることを特徴とする切削工具用超硬合金。

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