特許
J-GLOBAL ID:200903044320192741
無段変速装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
河野 登夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-047599
公開番号(公開出願番号):特開平8-247245
出願日: 1995年03月07日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【目的】 入力回転数の増減に応じた無段階の変速を簡素な構成により確実に実現すると共に、動作中の発生音を大幅に低減して静粛な運転を可能とする。【構成】 入力軸4と油圧ポンプ1への伝動軸2とを同軸上に支承し、両軸の突き合わせ部に入力円板31と出力円板32とを夫々取り付け、これらの外周を複数個の遊星コーン33,33...に転接させる一方、これらの遊星コーン33,33...の外側に変速リング34を転接させ、この変速リング34の軸方向への移動により変速比が変わるリングコーン式の無段変速装置3を構成する。入力軸4に、カム板60とガイド板61を取り付け、また、変速リング34の一側に押し板62を固定し、ガイド板61を介してカム板60に対向させる。ガイド板61に放射状に突設された複数のガイド杆の夫々に、これらとカム板60とに転接する各1つの押圧ローラ63を配し、各押圧ローラ63が入力軸4の回転に伴う遠心力の作用により半径方向に移動するとき、カム板60の形状に応じて軸長方向に移動し、ガイド板61及び押し板62を介して変速リング34を押圧し、変速比を変える構成とする。
請求項(抜粋):
同軸上に支承された入力軸及び出力軸の他方との対向側端部に入力円板及び出力円板を夫々取り付け、これらの外周を両者間に介在する周方向に複数個の遊星コーンに転接させる一方、入力軸及び出力軸の軸心と平行をなす夫々の円錐母線上にて前記遊星コーンに一括して転接し、軸回りの回転を拘束された変速リングを備え、該変速リングを軸長方向に移動させて各遊星コーンとの転接位置を変更し、入力軸から出力軸への伝動の際の変速比を無段階に変更できるようにしたリングコーン式の無段変速装置において、前記入力軸に取り付けられ、前記変速リングとの対向側にカム面を有するカム板と、該カム板との対向部を有して前記変速リングの一部に固定された押し板と、前記入力軸に軸長方向への移動自在に取り付けられ、前記押し板と前記カム板との間に放射状をなして突設された複数のガイド杆を有するガイド板と、該ガイド板の回転に伴う遠心力の作用により、その一側に当接する前記ガイド杆の夫々に沿って移動し、他側に当接する前記カム面の形状に応じて軸長方向に移動して、前記ガイド板及び前記押し板を介して前記変速リングに押圧力を加える押圧体とを具備することを特徴とする無段変速装置。
前のページに戻る