特許
J-GLOBAL ID:200903044334452509

塩化物含有ダストの処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 衡田 直行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-024915
公開番号(公開出願番号):特開2003-225633
出願日: 2002年02月01日
公開日(公表日): 2003年08月12日
要約:
【要約】【課題】 塩化物含有ダストから簡易かつ効率的に塩素分、鉛分、カルシウム分を分別して回収することのできる塩化物含有ダストの処理方法を提供する。【解決手段】 (A)塩化物含有ダストとスラリー化用水とを混合して得られたスラリーのpHを7〜10に調整した後、濾過して、鉛分を含む固形分と、塩素分を含む液分を得る工程と、(B)鉛分を含む固形分とアルカリ溶液とを混合した後、濾過して、水酸化カルシウムと、鉛分を含むアルカリ溶液を得る工程と、(C)鉛分を含むアルカリ溶液に硫化剤を添加した後、濾過して、硫化鉛と液分を得る工程と、(D)工程Aで得られた液分と、工程Cで得られた液分とを混合した後、炭酸源を加えて濾過し、炭酸カルシウムと液分を得る工程と、(E)工程Dで得られた液分中の塩素分を晶析法で塩化物として回収する工程を含む。工程Cで得られた液分の一部は、工程Aのスラリー化用水等として用いられる。
請求項(抜粋):
塩化物含有ダストに含まれる塩素分、鉛分、カルシウム分を分別して回収するための塩化物含有ダストの処理方法であって、(A)塩化物含有ダストと、スラリー化用水とを混合して、スラリーを得た後、該スラリーのpHを7〜10に調整し、更に、pH調整後の該スラリーを固液分離して、鉛分を含む固形分と、塩素分を含む液分を得る塩素溶出工程と、(B)上記鉛分を含む固形分と、アルカリ溶液とを混合した後、固液分離して、水酸化カルシウムからなる固形分と、鉛分を含むアルカリ溶液を得る鉛溶出工程と、(C)上記鉛溶出工程(B)で得られた上記鉛分を含むアルカリ溶液に、硫化剤を添加した後、固液分離して、硫化鉛からなる固形分と、鉛分が除去された液分を得る鉛回収工程と、(D)上記塩素溶出工程(A)で得られた上記塩素分を含む液分と、上記鉛回収工程(C)で得られた上記鉛分が除去された液分とを混合した後、炭酸源を加えて固液分離し、炭酸カルシウムからなる固形分と、カルシウム分が除去された液分を得るカルシウム回収工程と、(E)上記カルシウム回収工程(D)で得られた上記カルシウム分が除去された液分を加熱して蒸発させ、該液分中の塩素分を塩化物として回収する塩素回収工程と、を含むことを特徴とする塩化物含有ダストの処理方法。
IPC (2件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB
FI (2件):
B09B 3/00 304 G ,  B09B 3/00 ZAB
Fターム (14件):
4D004AA37 ,  4D004AC05 ,  4D004BA02 ,  4D004BA05 ,  4D004CA13 ,  4D004CA15 ,  4D004CA32 ,  4D004CA35 ,  4D004CA40 ,  4D004CA41 ,  4D004CC03 ,  4D004CC12 ,  4D004DA03 ,  4D004DA20
引用特許:
審査官引用 (4件)
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