特許
J-GLOBAL ID:200903044353093994

耐熱性と耐溶媒性を改良した水性ポリウレタン分散体の調製のための低溶媒プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鴨田 朝雄 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-512030
公開番号(公開出願番号):特表平10-506957
出願日: 1996年09月11日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】本発明は、ポリ(ウレタン/尿素)プレポリマおよびその水性ポリ(ウレタン/尿素)分散体(PUD)を調製する方法。ここで、ポリ(ウレタン/尿素)ポリマは、高い耐熱性と良い耐水性を有する。本発明の方法は、アセトンのような水溶性揮発性有機溶媒を最終分散体に基づいて、引火点を考慮するために除去することを必要としない0.1〜5重量%のレベルで使用する。本発明は、溶媒蒸留なしで次の工程からなる。(1) 最終分散体の5重量%以下に相当するレベルの水溶性揮発性有機溶媒の存在のもとに、ジイソシアナートからなるポリイソシアナート成分を、カルボキシラート基とスルホナート基の両方を与えるポリオール成分と反応させ、イソシアナート末端のポリウレタンプレポリマを製造し、(2) イソシアナート末端のプレポリマを水性媒体中に分散させ、(3) 分散したイソシアナート末端ポリウレタンプレポリマを1つ以上のアミン官能性鎖延長剤または鎖停止剤の化合物と反応させ、ポリ(ウレタン/尿素)ポリマを形成し、(4) イソシアナート末端プレポリマのカルボキシラート基とスルホナート基をアルカリ水酸化物または第三級アミンで中和してからあるいはそれと同時に、該プレポリマとアミン官能性鎖延長剤または停止剤と反応させる。
請求項(抜粋):
アニオン性ポリ(ウレタン/尿素)プレポリマの安定な水性分散体であって、0.1〜5重量%の揮発性溶媒を分散して含有する分散体を形成する方法において、 最終製品の5重量%以下に相当するレベルの水溶性揮発性有機溶媒の存在のもとに、ジイソシアナートからなるポリイソシアナート成分を、カルボキシラート基とスルホナート基の両方を与えるポリオール成分と100°C以下の温度で反応させて、イソシアナート末端のポリウレタンプレポリマを製造し、 イソシアナート末端のプレポリマを水中に分散させ、 分散したイソシアナート末端ポリウレタンプレポリマを1つ以上のアミン官能性鎖延長剤または鎖停止剤の化合物と反応させ、ポリ(ウレタン/尿素)ポリマを形成し、 イソシアナート末端プレポリマのカルボキシラート基とスルホナート基をアルカリ水酸化物または第三級アミンで中和してからあるいはそれと同時に、該プレポリマとアミン官能性鎖延長剤または停止剤とを反応させ、溶媒蒸留工程なしで達成できるようにした方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭60-004515

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