特許
J-GLOBAL ID:200903044362731740

立体空隙構造体のノズルの配列と複合構造体の合 成溶着の方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-121664
公開番号(公開出願番号):特開平7-268719
出願日: 1994年03月28日
公開日(公表日): 1995年10月17日
要約:
【要約】【目的】 熱可塑性原料の線条により成形する立体空隙構造体を、所定の形状、規格に規正する場合の、線条の配列、線条と板面状を相互溶着する複合構造体、円球状等に規正する方法。【構成】 金型に主線、副線の線径が異なる複数の線条を規則的に配列してノズルを開孔し、熱可塑性原料を線条で押し出し、冷却液面で湾曲して隣接する他の線条表面に相互溶着させ、一定速度で引き取り、線条による不規則、複雑な立体空間を構成して成形する立体空隙構造体は、円筒状、楕円状、箱型状、薄い板状等の断面をした形状を連続成形することができる。その線条による立体空隙構造体の形状の規正、線条の配列の基本、線条と板面状の合成溶着とその構造、点と面の組み合わせによる形状、成形方法、機能別の利用方法、及び円球状に規正する方法等についての考案。
請求項(抜粋):
立体空隙構造体の規正、ノズルの配列と複合構造体の合成溶着、円球状に圧縮規正する方法1-1 内、外周面の規正円及び多面状をした直径3mm〜10mm程度の太い線(以下主線という)及び円状の直径1mm〜2.5mm程度の細目の線(以下副線という)の数種類の異なる太さの線条2となるノズルを、押し出し成形機先端の金型1に開孔し、そのノズルより溶融した熱可塑性の原料を下方に押し出す。金型1に開孔したノズルより押し出す溶融した線条2は、垂下して冷却液面に接触すると、比重が軽い線条2は液表面で横に湾曲して、隣接する他の線条表面に不規則に接触して、引きと取り機5により一定の速度で下方に引き取ると、線条2は立体空間を造り相互に溶着して、立体空隙構造体4をエンドレスに成形することができる。金型1に円形状、四角形状、矩形状などに配列してノズルを開孔すると、それぞれ円筒状、箱型状、板状等の断面の、線条2による立体空間を構成した立体空隙構造体4を成形する事ができる。。その場合、湾曲して溶着した線条は、内、外周面では線条の単線が不規則に湾曲し、一定の寸法の規格外に突出しており、その周面を冷却液面で線条が溶着すると同時に品番別の規正型枠3により、所定の寸法と形状に正確に規正する。1-2 主線及び副線の配列金型1にノズルを開孔する場合、主線10の配列は厚さの中央に規則的な間隔で並列(図1、図2、図3、図4に例示)し、線径の異なる複数の副線11を三角形、四角形等に規則的に配列して開孔する。溶融した原料は線条で押し出され、主線10となる線条は冷却液面で大きく湾曲し、線径の太い順にその湾曲する径は小さくなって、複数の太さの異なる線条の表面が不規則に、複雑に絡み合って溶着し、線条間のブロック構造を形成して立体空間を構成する。1-3 線条立体空間と板面状の複合構造体金型1の所定の位置に所定の厚さの溝切りをして、溶融した原料を押し出すと、板面状に垂下して冷却液で硬化してその形状を成形することができる。一つの金型1にノズルを開孔し、その近傍の所定の位置に、所定の厚さの溝切りをして、同一の原料を押し出すと、溶融状態で垂下する線条3は冷却液面で湾曲し、溝切り部から溶融して押し出す原料は板面状で垂下し、冷却液面で線条の表面の一部が、溶融している板面状に接触して相互に溶着する。線条により構成する立体空間と、板面状が強度をもって溶着して合成した複合構造体は、多様な形状に成形することができ、又、その厚さは、金型1に開口する溝の厚さにより、任意の厚さの板面状不透水板構造12とし、開口する溝を部分的に区切った場合には、その範囲を一部分に区切って板面状不透水板構造12とすることができる。一例として、円筒に規正する場合、内側に任意の厚さの線条の立体空間部4を全周に保持し、その外周部全面を任意の厚さの板面状不透水板構造12を溶着して成形した強耐圧性円筒(基本断面の一つ・図7例示)。外周を任意の厚さの不透水板面部12で構成する円筒に規正し、その内側に任意の厚さの線条の立体空間部を所定の範囲に限定して溶着し、余白部を流水面部14に規正、成形した円筒で、その線条部を浮遊懸濁物、有機質の接触材として利用する水質浄化機能を持つ接触材円筒(基本断面の一つ・図9例示)。線条の立体空間部を中に挟み、複数の不透水板構造12を積層した構造に規正して成形した超耐圧性円筒(基本断面の一つ・図8例示)。線条の立体空間構造4が円筒上部の3/4程度を構成し、余白の円周下部に不透水板構造12を溶着して規正した強耐圧性円筒(基本断面の一つ・図10例示)を、暗渠排水材に利用する場合には、立体空隙部4は開口率100%、空隙率85%、地層に接触する比表面積50m2/m3〜60m2/m3程度で、上部で集水、透過した地下水は線条表面を垂下して、底部のに達して平滑な流水面部上を容易に流出させ、最大の集水機能と最適な排水機能を有する構造の暗渠排水材となる。板面状の極く近い位置に太い副線11と細い副線を配列して相互溶着させ、板面に複雑な凹凸面を構成した複合構造体を成形する。(基本断面の一つ・図4例示)このように、多様な形状の複合構造体を成形して、別の機能を持つ素材として開発することができる。1-4 円球状に圧縮規正する方法内部中空部が十文字に構成して円筒状に垂下する線条2が、冷却液面で不規則な立体空間を構成して相互溶着して、冷却、硬化した相似の円球状の立体空隙構造体4を、冷却液面上で相対する2ケの圧縮規正型枠3により一方向より同時に圧縮して、円筒状を円球状、楕円状に連続生産する接続部として規正する方法。(図11、図12、図13に例示)
IPC (8件):
D01D 5/08 ,  A01G 33/00 ,  A01K 61/00 315 ,  B29C 69/00 ,  B29D 31/00 ,  E02B 3/06 302 ,  E02B 3/14 303 ,  B29C 65/02
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭62-128738
  • 特開昭62-128739
  • 特開昭62-128740

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