特許
J-GLOBAL ID:200903044374176768

スクロール型コンプレッサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大貫 和保 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-101005
公開番号(公開出願番号):特開平10-281086
出願日: 1997年04月03日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 前運転領域で最適なオイル量を得る。【解決手段】 オイル溜の潤滑油にかかる高圧圧力と圧縮室40の吸入側の低圧圧力との間の差圧が大きい場合には、偏心軸21と揺動軸受31との間を流れる流量が多く、また前記シールリングによる漏洩量を少なくすることができる。また、差圧小さい場合には偏心軸21と揺動軸受31との間の絞り作用による流路抵抗により軸受空間33から旋回空間75に至るオイル量が少なくなるが、前記シールリングによる漏洩量が多くなることから、旋回空間75にいたるオイル量を常に一定に保つことができる。
請求項(抜粋):
入口パイプと出口パイプが装着される密閉ケースと、該密閉ケース内に配された駆動手段と、該駆動手段から延出する駆動軸と、該駆動軸の一端を回動自在に支持するメイン軸受が配され、前記密閉ケースに固着されるブロックと、前記駆動軸の軸方向の一端面から偏心して突出する偏心軸と、該偏心軸が回動自在に装着される揺動軸受を有し、該揺動軸受の反対側から軸方向に渦巻状に延出する揺動スクロールを有する揺動スクロール部材と、前記揺動スクロールと噛合して圧縮室を形成する固定スクロールを有し、前記ブロックとの間に前記揺動スクロール部材を揺動自在に挟持して前記ブロックに固定される固定スクロール部材と、前記駆動軸の一端面と前記ブロックとの間に配され、前記駆動軸の一端面を摺動自在に保持すると共に前記揺動スクロール側にある旋回空間と、前記ブロック上に形成されたオイル溜と連通される前記メイン軸受側のオイル空間と、前記偏心軸が前記揺動軸受に挿入されて画成される軸受空間と、前記偏心軸を貫通して前記オイル空間と前記軸受空間とを連通するオイル導引孔と、前記オイル空間と前記旋回空間とを圧力的に遮断するシールベアリング部を具備するスクロール型コンプレッサにおいて、前記シールベアリング部は、前記駆動軸の軸方向の力を保持するスラストベアリングと、該スラストベアリングと前記ブロックとの間に介在されるシールリングとからなり、該シールリングは前記オイル溜の圧力と前記圧縮室の吸入側の圧力との間の差圧の大きさに比例して前記オイル空間から前記旋回空間への潤滑油の漏洩量を減少させることを特徴とするスクロール型コンプレッサ。
IPC (2件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 29/02 311
FI (2件):
F04C 18/02 311 Y ,  F04C 29/02 311 B

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