特許
J-GLOBAL ID:200903044389923985
階層化ドライバ入出力システム内の複数ドライバによる入出力要求の再処理を可能にするファイル・システム・プリミティブ
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
谷 義一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-544262
公開番号(公開出願番号):特表2001-520774
出願日: 1998年04月14日
公開日(公表日): 2001年10月30日
要約:
【要約】本発明は、通常の処理シーケンスに割り込みをかけ、通常では入出力(I/O)要求を処理することのないドライバ(42、44)が介入して、入出力要求を処理するコントロール(制御権)を引き受けることを可能にするシステムおよび方法を提供する。本発明によれば、「再解析ポイント(reparse point)」属性(52)がファイルまたはディレクトリに追加されている。この再解析ポイント属性(52)は、好ましくは、特定のドライバ(42)が再解析ポイント(52)の所有者であることを示すタグと、入出力要求を処理する際に必要または有用である、なんらかの情報をストアするためにその所有者ドライバ(42)が使用できるデータ値とを収めている。ドライバ(42)が再解析ポイント(52)に出会うと、処理に割り込みがかけられ、その再解析ポイント(52)のタグと値が属性から抜き出される。そのあと、このタグと値は階層化されたドライバ・システム内の次の上位レベルのドライバに渡され、これは、あるドライバが自分がその再解析ポイントの所有者であると認識するまで続けられる。そこで、その所有者ドライバは入出力要求を完了する責任を引き受けることになる。
請求項(抜粋):
複数のドライバ手段を使用して入出力要求を処理する入出力システムにおいて通常の処理シーケンスに割り込みをかける方法であって、前記複数のドライバ手段は第1ドライバ手段と第2ドライバ手段を含み、該方法は、 指定された入出力オペレーションを実行する入出力要求を前記第1ドライバ手段によって受け取るステップと、 前記入出力要求が別のドライバ手段による少なくとも部分的処理を必要としているかどうかを、該入出力要求が関連の再解析ポイント属性をもつファイルまたはディレクトリのどちらかの少なくとも1つと係わりがあるかどうかを判別することによって該第1ドライバ手段によって判別するステップと、 前記ファイルまたはディレクトリのどちらかの少なくとも1つが関連の再解析ポイント属性をもっていれば、該第1ドライバ手段は少なくとも以下のステップ、つまり、 前記ファイルまたはディレクトリのどちらかの少なくとも1つに関連する再解析ポイント情報を抜き出すステップと、 前記抜き出した再解析ポイント情報を前記第2ドライバ手段に渡して処理させるステップとを実行するステップと を備えることを特徴とする方法。
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