特許
J-GLOBAL ID:200903044402680035
仮想記憶を利用したデータ復旧方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴木 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-232306
公開番号(公開出願番号):特開平10-078884
出願日: 1996年09月02日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 プログラム作成者が復旧対象とするデータと保存のタイミング等をプログラムに記述することなく、データの保存・復旧を可能にする。【解決手段】 ページテーブル122内のページ記述子の書き込み可能ビットをオフとしておく。プログラム処理部111はプログラムの処理を進め、ページテーブル122のページ記述子の書き込み可能ビットがオフのページに書き込み要求があると割込みを発生する。該割込みでデータ保存処理部112は、メモリ120の当該ページ内容をディスク130に保存し、書き込み可能ビットをオンにする。その後、プログラム処理部111は当該ページに書き込みを行う。チェックポイントで、異常が判明した場合、データ復旧処理部113はその時点でディスク130に保存されているページをメモリ120に戻す。
請求項(抜粋):
仮想記憶方式を備えた計算機において、プログラムの処理実行中に異常状態が発生した場合に、それ以前の正常に処理が実行されていた時点の状態に戻すためのデータ復旧方法であって、初期状態において、ページテーブル内のページ記述子に含まれる更新ビット及び書き込み可能ビットをOFFに設定し、プロセッサが、前記ページ記述子に含まれる書き込み可能ビットがOFFであるページに対してデータ書き込みを行おうとした場合に、割り込み処理に移行し、書き込み前のページ内容とページテーブルとコンテクストを不揮発性記憶装置に保存し、前記書き込み可能ビットをONとして割り込み処理から復帰し、データの書き込み処理を行った後、前記ページ記述子に含まれる更新ビットをONとし、 所定の処理段階あるいは時間経過ごとに、プログラム処理が正常に終了したか否かを判定し、正常に終了した場合は、前記ページテーブル内のページ記述子に含まれる書き込み可能ビット及び更新ビットをOFFとした後にプログラム処理を続行し、正常に終了しなかった場合は、前記不揮発性記憶装置に保存されたページ内容をメモリに書き戻すとともに、現状のページテーブル及びコンテクストを前記不揮発性記憶装置に保存されたページテーブル及びコンテクストに変更することにより、前記データの書き込み前の状態に戻す、ことを特徴とする仮想記憶を利用したデータ復旧方法。
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