特許

J-GLOBAL ID：200903044427982346

高炭素クロム軸受鋼中アルミナの粗大化防止方法

発明者： 河内 雄二 ,  前出 弘文
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-196269
公開番号（公開出願番号）：特開平7-047451
出願日： 1993年08月06日
公開日（公表日）： 1995年02月21日
要約：

【要約】【目的】 本発明は高炭素クロム軸受鋼中のアルミナの粗大化を防止することにより、疲労特性に優れた高炭素クロム軸受鋼鋼材の製造を可能ならしめる。【構成】 高炭素クロム軸受鋼(JIS規格 SUJ)相当組成の溶鋼から連続鋳造法により、鋳片を製造するに際し、連続鋳造用タンディッシュ内に存在するスラグの酸化度R(=FeO+Fe2 O3 +MnO重量%)と溶鋼中sol.Al含有量(sol.Al重量%)の関係を、R≦-100(sol.Al%)+5.0に従い制御することを特徴とする高炭素クロム軸受鋼中アルミナの粗大化防止方法。【効果】 本発明により、高炭素クロム軸受鋼中のアルミナのクラスター化による粗大化が防止され、それに伴いサイズが微細化する。その結果、転動疲労寿命に優れた高炭素クロム軸受鋼鋼材が得られる。

請求項（抜粋）：

重量%で、C :0.95〜1.10%、Si:0.15〜0.70%、Mn:1.15%以下、P :0.025%以下、S :0.025%以下、Cr:0.90〜1.60%、Mo:0.25%以下を含有する溶鋼から連続鋳造法により鋳片を製造するに際し、連続鋳造用タンディッシュ内に存在するスラグの酸化度(=FeO+Fe2 O3 +MnO重量%)と溶鋼中sol.Al含有量の関係を次式に従い制御することを特徴とする高炭素クロム軸受鋼中アルミナの粗大化防止方法。式 R≦-100(sol.Al%)+5.0記号 R:スラグの酸化度(=FeO+Fe2 O3 +MnO)(重量%)sol.Al%:溶鋼中sol.Al含有量(重量%)

IPC (7件)：

B22D 11/10 ,  B22D 1/00 ,  B22D 11/00 ,  C21C 7/076 ,  C22C 33/06 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/22